今までよりご意見集めを進めます
刃物の研磨や研ぎに対し、色々な改善や改良を加えてきました。
それぞれに対し、良い評価を頂く事が多いのですが、それだけで良いのかと考えます。
というのも、まだカバーしきれていない範囲があるからです。
ご意見をくださる方達は、その多くが常連様で、長くご利用を頂いている方も多く含まれますから、良い方向性でご意見を頂けるのは、当たり前と言えば当たり前です。
当方では、一つの刃物に対する研磨や研ぎに関しては、ご希望に沿えるか、そこに寄せる事が出来るか、何度か試す必要がありますから、最低3回はご利用を頂くように、お話をしています。
これは、今までご利用を何度か頂き、色々と内容のご相談を頂いた方は、ご理解を頂けている事と思います。
完全なおまかせ範囲の場合や、特に指定が無い場合、このお話はしていない事もありますので、聞いた事無いよ?という方は、ご相談内容や内容のご指定が、細かい範囲には入っていないという事なので、特に気にする必要性はありません。
刃物の研磨や研ぎは、理解をするのに、かなり時間がかかります。
単純に考えると、使ってみてどう感じるかで、良し悪しを判断するのもありますが、長く使った時にどうなのかや、その先で自分で研ぎを行う場合、実際に研いでみてどうだったのかなど、その辺りの相性や考えもあるので、長い目で向き合いって頂けると幸いです。
現状では、明らかに間違った知識と技術は、ご提供していませんので、大きく悪い評価になる事は、まずありませんが、求められる部分のバランスを、今後も集めて改良を加えて行きたいと思っています。
さて・・・。
そこにある刃物が、簡単に考えて、ただ砥石に乗せて研ぐだけだったとします。
そんな場面を思い浮かべてみてください。
しかし、その砥石に乗せて研ぐという場面では、砥石の性能であったり、修正と面精度によって、研ぎが大きく変わりますし、研ぐのも人ですから、その人の能力や知識によっても、大きく変化します。
お客様がご使用中の刃物をお預かりして、当方で研磨や研ぎを行い、お客様の所で使用と研ぎをして、ある程度経ってから当方に戻ってきて、改めての加工をする事も、仕事の一部として考えると、一度目のご利用時には、まだまだお客様の事は分からない事だらけです。
戻ってくると、ご意見も頂けますし、こちらとしては多くの情報を得られますから、その次の段階に進められますし、お客様としても、状態を良くし、そこから使い込んで、更に修正が入ってから、改めて使う事で、ご自身での普段の使用と管理と、当方での作業との差を、色々と感じて頂ける事になります。
難しいお話をすると、一般的にはこうすればいいよ!と言われている刃物は、実はその「こうすれば」が間違っている事が多々あります。
それを理解すれば、お話は早いのですが、実際にそれを踏まえての研ぎを行う事すら、実は難しい事なので、出来ないと状況が悪化するのは、致し方ない事だと言えます。
それを改善するのも、私の仕事に含まれているので、出来る限りはお伝えするようにしています。
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