違いがあります
例えば、包丁分野で見た場合、当店では、「家庭用」と「プロ用」で作業内容や仕上げに差があります。
その理由は、金額面の問題と、必要な要素の違いです。
金額面では、手の込んだ作業をすればするほど、時間とコストがかかりますから、同じ刃物が相手だったとしても、値段は上がってしまいます。
手の込んだ作業は、難しい設定であったり、その先の使用に関わる範囲など、それらも考慮した上での作業を行っています。
家庭用=適当という事ではなく、一般的な範囲を考えれば、十分すぎる程の性能を発揮出来るよう、設定を行ってはありますが、細かい指定はお任せいただく事となっています。
大体の用途のお話であったり、現在の不具合や、気になるポイントを踏まえての作業は、お受けできますが、それ以上となる、細かい範囲の設定に関するご希望は、ご家庭用ではお受け出来ません。
プロ用は、「洋包丁」と「和包丁」という項目に分けてありますので、その中に対象の包丁が含まれているか、まずはご確認ください。
含まれていない場合、取り扱い不可な条件やモノの項目を除いては、別途特注扱いでお受け出来る場合があります。
家庭でお使いになられる方が、プロ用の研磨をご利用頂く事は、多々あります。
それは、こだわりの強い方の場合に多く、特に包丁もそれなりの物をお持ちの方は、家庭用で仕上げてしまうと、勿体ないという部分もありますし、和包丁の場合ですと、面の手研ぎ&手磨きでの上級作業が入りますから、その差を大きく感じられる方には、家庭用であっても、プロ用をおすすめしています。
逆に、プロの方が、家庭用の研磨をご利用頂く事はありますが、メイン使用ではないものや、適当に使いたいという場合のみで、それ以外の場合には、使用環境であったり、求められる性能が違いますから、おすすめは出来ませんし、保証はお付けできなくなります。
当方にご依頼後、ご自身で研いでしばらく使う事を考えると、プロ用設定の方が、色々な苦労は少ないと思いますし、調整もしやすくなりますので、プロ用の研磨がおすすめです。
いずれの場合も、研磨のお申し込み時に、必要な内容をあらかじめお伝えの上で、ご利用ください。
こうして欲しかった!思ったのと違った!とならないよう、お申し込み時の情報は、出来る限り多い方が良いです。
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