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2022年5月 7日 (土)

作業内容の価格差について

たまにご質問があるので、作業内容と価格の関係を、簡単にだけご説明します。

同じような作業で、明らかに金額が変わるのは、状態が悪いものです。

「サビ、欠け、亀裂、歪、酷い研ぎ」と、それらがミックスされればされるほど、直す事が非常に難しくなりますし、場合によっては他で断られる可能性が出てきたり、うちでは出来たとしても、かなり高額になる事もあります。

元の金額がさほどでもなければ、買い直しをした方が安い場合もありますが、新品より修理の方が、全体的に作業条件が違いますし、状況も統一されていない事から、単発作業となり、割高になる事は確実です。

ただ、どんな刃物も、プロによるメンテナンスを定期的に行う方が良かったり、状況次第で絶対的に必要性が出てきたりきたりするので、その点を考えると、一度きっちりと直し、そこから丁寧に使って行けば、そのメンテナンス期間は、伸ばす事が可能になりますから、勉強代と考える方が多いのも現状です。

それ以外で金額が上がるのは、細かい指定がある場合や、仕上げ方にこだわりが強い方の場合です。

それらは通常使うには、必要無い部分になりますが、ご注文者様の考えや感覚や使い方などにより、それでは不足な事も出て来るので、そういった場合に、ご要望を盛り込んでいくと、金額はかなり上がる事もあります。

それらの総合で、金額の上下が幅広く出て来る事は、どの刃物でも同じだと思ってい下さい。

初期投資が高くても、良い物を変化なく使い続けらると、それが一番ストレスなく、性能を発揮し続けられて、費用も掛からない、そんな事も多々ありますので、将来性という部分も踏まえ、刃物は購入される事をおすすめしています。

簡単にだけ記載をしましたが、細かい事を拾っていくと、相当時間がかかってしまいますので、このくらいで・・・。

今後のご依頼時や、刃物のご購入など、参考になればと思います。

 

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