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2022年5月30日 (月)

上位作業をお受けしています。

和包丁の研磨で、以前とは違ったレベルの作業を、現在お受けしています。

これは、昨年から今年にかけて、新しく開発をした技術を含めていて、単純に手が込んだだけではありません。

基本技術の向上があってこそ、この仕上げが出来るようになったものです。

機械での加工は、以前のヘアラインよりだいぶ細かくなり、研ぎ面も手研ぎと手磨きは、より精度と仕上がりを重視し、切れ味に関しても、使用する砥石と使い方の改良により、同じ砥石で他の方達が研いだ状態より、確実に揃いが出るようになりました。

機械の部材も大幅に変更し、砥石の修正や目立ても更に発展させましたから、その効果も大きいです。

総合的にいくつかランクアップし、性能を生かしつつも、見た目を重視する方に、おすすめが出来る内容となっています。

金額としましては、鋼材や現在の状態に合わせ、作業の段取りを組みますので、時価扱いでは変わりませんが、今まで取り扱いの上位作業だった範囲から見て、大体の目安としては、5割増し程度が、参考価格になるかと思います。

鋼やステンレスや粉末鋼の本焼系だと、この加工は特に生きますから、上位の包丁をお持ちの方で、精度と切れ味と見た目を含む、最上級の加工技術をお求めの方には、鏡面系作業を除けば、これ以上の物をご用意出来る所は、まず無いと思います。

実際に色々なお付き合いの中で、同業者の方ともお話をしますし、技術交流はさせて頂いていますが、明らかに和包丁の性能を生かしつつ、仕上がりも手作業とは思えないレベルと、賞賛を頂いています。

当方では、技術の向上とお客様の満足度のUPを常時考え、刃物研磨の世界の適当な業者の多くを見て、それらを払拭するための活動もしていますが、今回の完成度はかなり高いと思います。

作業自体、かなりの時間がかかりますので、特注扱いで納期は長く頂きますが、その辺りは通常作業とは異なりますので、どうぞご了承くださいませ。

この研磨は、ある程度の需要があると見込まれるまで、ご依頼が増えた場合には、特注ではなく、通常範囲の取り扱いの中で、最上位作業としての取り扱いにする可能性もありますので、よりご利用頂きやすくなるでしょう。

是非ご利用を頂きまして、ご意見を頂ければと思います。

 

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