鍛えないと無理です

一日中、研磨や研ぎを行っていて、腕や手が疲れて動かなくなりませんか？と、たまにご質問やご心配を頂きます。

機械作業は楽だと思っている方も多いようですが、早い速度で動く機械に対し、その動きに負けないように抑えるのも、かなり大変です。

また、手研ぎでの作業ばかりだったりすると、それの方が相当きついです。

これらを一日中作業する為には、それなりに筋力が必要です。

馬鹿力が必要とか、瞬発的な筋力が必要な訳ではなく、持続性の筋肉と、高い集中力が求められます。

それらが無いと、作業が不安定になりますし、怪我にも繋がる可能性が高くなるので、良くない事が重なります。

色々と考えながら作業をする場合と、無心になって作業をする場合があります。

考えながら作業をする場合には、動作をしながら色々と変化を加えたり、確認した内容に対して、根本的な作業方法を変えるなど、同時に色々考えながら、作業をする必要性があります。

また、慣れていてその通りやれば・・・という場合には、無心になる事もありますが、このくらいになるまでは、相当な訓練と慣れが必要になります。

知識と技術が増えると、それだけ考える事も、変更する事も増えてくるので、それをどこまで上手く適材適所で使えるのかが、良いと評価されるためには必要なポイントになると思います。

上手く作業が終えられたときは、考えや行動はどうこうでは無く、単純に良かったと思えるのですが、作業中はこれでいいのか？こっちの方がいいのかな？など、色々と考えます。