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2022年6月 1日 (水)

切れない!一瞬で刃が落ちた!

タイトルの内容は、刃物分野では良くあるお話で、包丁関連では特に多く、原因のほとんどは研ぎにあります。

可能性として考えられるのは、刃が付いていない事です。

研いだのに刃がついてない???と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、同じ条件下で研いでも、上手い方が研いだら刃として生きる研ぎがされているのに対し、下手な人の場合には刃が付く事はなく、ただ砥石で擦っていただけという事は良くあります。

研ぐ事の意味は、刃を付ける事に意味があり、それに付随して、研いだ面の構成などが、良い切れ味に影響しますから、そこをまず忘れてはいけません。

また、基本的に研ぐ事は理解していても、刃付けがまともに完了できない方がいらっしゃいますが、そういった場合には、元の研ぎが薄すぎて、刃付けをしているつもりでも、刃先の先が砥石から逃げてしまっている状態になる場合です。

これは、必死になればなる程、刃先以外が薄くなっていくばかりで、何も良い事は怒りません。

和包丁で鎬がひたすら上がり続ける方も、このような状況になる方が多いので、べた研ぎを行ったり、刃付けをしているつもりになって、面を広げているだけだという事は、十分に認識して頂きたいです。

そして、一瞬で刃が落ちる話ですが、使い方が雑であったり、刃物の許容範囲を超えている場合などで、どんなに的確に研がれていても、刃は直ぐに寿命を迎えます。

それとは別に、研ぎの部分では、強度を考えた研ぎを行っていなかったり、無意味に細かい刃を求めた研ぎを行うと、刃の引っ掛かりとなる段細かい凸凹のような刃の部分が、ツルツルに消耗してしまって、切れ味を維持できない場合があります。

その為、ある程度の荒さは、残しておいた方が、刃持ちには繋がるという傾向があります。

これらのお話は、確実に起こりうる話で、自分がそこに属してしまっている事を、まずは理解して脱する必要性がありますが、多くの方は自分の研ぎの問題は無いと勘違いをします。

刃物を知り、砥石を知り、使用を知る事で、総合的に刃物が生きてきますから、刃物を扱う場面で必要な要素として、研ぎの部分は大切に考えて頂きたいと思います。

もちろん、刃物の質が悪く、的確な研ぎを行っても、まともな結果にならない事はあるのですが、かなりの割合で研ぎの問題がある事は、研ぐ人が理解しておかなければならない事です。

使用する側のプロの世界でも、研ぐ側のプロの世界でも、刃物と研ぎの関係は、上手く成り立っていない事が多いです。

つまり、それだけ難しいものでもありますし、理解をするには相当な勉強や研究が必要になるので、簡単にできる訳ではありませんが、それでも今より良くする事は、誰にでも出来る事なので、早い段階で改善を行ってください。

今現在、研ぎ教室を行っていないので、まともな説明をお伝え出来ない事が残念です・・・。

 

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