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2022年6月20日 (月)

また先へ

刃物業界は、変化を好まない業界と、進んで変化を受け入れる業界があります。

大体の分かれ道は、はっきりとしていますので、その辺りは割愛します。

私が得に考えているのは、変化をしていく方であり、そちらには今後の課題が山積みです。

ずっとこの世界に入る前から、使い手側としても、研ぎの勉強をしていた時も、みてきていましたが、変化してはいけないのではなく、変化できなかったというのが、正解だと思います。

しかも、全く変化をしなかった訳ではなく、変化されると困る人がいたり、変化が100%にはならないので、ジリジリと少しずつの変化で、あまり気付かれなかった部分も多いかもしれません。

ただ、過去に予告した通り、時代の流れに乗れなくなる部分は、消滅はしなかったとしても、削減される事は確実でしょう。

私は進化側を見てきて、古い良さも生かしたいと思っていますから、残念だと思う部分もありつつも、業界が時代に遅れをとった事が原因ですから、怠慢と失敗が重なれば、そうなっても仕方がない事だと思います。

進化する側は、業界が進化するだけではなく、お客さんとなる方達も、合わせて進化すべき所がありますが、正直な所、そこが一番遅れていると言っても、大袈裟な話ではないので、結構大きな問題です。

望むものばかりが多く、それに準じて改良をしても、実際に使いきれないようでは、望む意味も無い事ですから、しっかりと変化についてきて頂きたいと思います。

もちろん、余裕を持って、その変化の波に乗って、先を見据えている方もいらっしゃるので、全員とは言いませんが、多くはやはりまだ届いていませんし、むしろ昔の状況にすら、追い付けずにいるというのが現状です。

そういった事を、正しく教えられる人や、教えられる場所が必要にはなるので、そちらの問題は私達にもあると考えていますし、今後はそういう場を作っていかれたらと思っています。

現状でも、包丁や砥石を多くご購入頂いている方には、アドバイスはさせて頂いています。

 

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