予算と内容の決め方
ご質問やご相談を頂く中で、ご予算に限りがある場合、どのように内容を決めたら良いか、ご相談を頂く事があります。
まず最初に、いくつか注意点があります。
お店や職人によって、考え方が異なりますので、全て同じ考えではありませんし、利益優先か内容優先かで、根本が変わってきますので、何を重視するのかで、お見せや職人を選んでください。
本題に入りますが、予算に合わせ、限界まで金額を出させようとする所は多いです。
そしてそこから、交渉で値引きをされると、余裕をもって下げられる場合もあります。
逆に、限界の内容で最初から見積りが出ている場合もあるので、その場合は値引き話は通らないと思います。
内容に関して言えば、金額ギリギリや少しオーバーまで、意味も無く内容を盛りだくさんにしてくるところも多いので、この辺りは注意です。
うちの場合では、例えば予算が20万と言われ、それに合わせた刃物と研ぎをご案内する場合に、用途や使用レベルや好みに合わせ、内容を設定してご提案しているので、10万にも満たない事もあったりします。
こういったお見積りを出すと、馬鹿にしてるのか!と思う方も、中にはいらっしゃるかもしれませんが、お話の内容から見て、それ以上必要無く、それ以下では不足であると考えれば、そこをお伝えするだけです。
そこに何の意味があるかと言えば、結局は満足度の話であって、必要無いものに必要無いお金を払うなら、余ったお金を有効に使い、他の事に使ったり、もう一つ購入したり、次回の資金にするなど、無駄を省けると思っています。
こちらがご請求する代金は、正当な金額として、必要な内容を算出しています。
一番困るのは時価での作業ですが、自分で設定をしておきながら、その方の事や刃物の状態、その後を考えると、本当に悩みます。
安くあげる事を考えると、思い切った安い作業は可能ですが、その先は良くない事が増えます。
高く仕上げに行けば、将来性も今も良い状態になりますが、そこまでしなくても・・・という形になるでしょう。
そのバランスをどう取るのか、その辺りを決める為には、細かいお話を色々として頂いて、そこからお見積りを出す事が、一番良いと考えています。
私自身が刃物の使い手側として、色々な経験をした事から、これらは今に生かされていますが、正直な所、商売だから仕方ないにしても、金額分の内容が盛り込まれていない事が、だいぶ多かったと思います。
そういう事を考えて仕事をしているから、ちゃんと儲からないんだと、良く色々な方に言われますが、性格なので仕方がないでしょう。
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