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2022年9月11日 (日)

切れすぎてごめんなさい・・・

昔は特に良くありましたが、当方で初めて包丁を研いで、その後、怪我をされた方がいらっしゃいました。

最近はご使用後の報告でも、そういった事はかなり減りましたが・・・。

その理由は簡単で、今までが全くもしくはほとんど切れない包丁で、料理をしていた為、指などに触れても、怪我をする事は、まず無かった状態です。

しかし、それなりに刃が付けば、触れた程度(実際には当たっただけではなく動きも含まれます)で、怪我をしてもおかしく無いのです。

では、切れない包丁の方が、危険なのか?と思う方も、中にはいらっしゃると思いますが、そうではありません。

切れない包丁で、食材を切る時には、大袈裟に動かし、大袈裟に力を込めて、切断しようとしますから、わずかにでも予定とズレた時に、それが一番危険です。

それに対し、切れる包丁の場合、無駄な力を入れずに使う癖がつきますので、怪我をしても僅かですし、切り口の良い傷は早く治ります。

ただちょっと切り目が入った程度だと、綺麗に洗って、防水の絆創膏で、きっちりととめておけば、翌日には翌日にくっついている事もあるくらいです。

細胞を傷めないと言われる、刃の切れ味の話は、こういう場面でも、嘘ではないと証明されます。

切れすぎてごめんなさいとは思いつつも、切れる為に研ぎを行う訳ですから、使い方を正しい範囲で、是非覚えて頂きたいとも思います。

刃物の色々な問題は、使用者に関わる部分がかなり多くありますから、そういった意味でも、使い手が学ぶべき事は、非常に多いです。

切れ味の良い包丁に慣れると、技術だけでは解決できない事も、意外と簡単にクリアーしてしまう事もありますから、刃物の性能と研ぎの大切さは、大事に考えて頂きたいです。

 

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