« 刃付きの良い刃物と悪い刃物 | トップページ | 今までとは違うやり方でした »

2022年10月15日 (土)

必要に応じた質をご選択ください

刃物も砥石も研ぎも、全て質が様々に存在しています。

何でもいいや!という方には、最安値の製品で良いと思います。

一般的に求められる範囲で!という方には、良くあるようなタイプの製品を。

良くあるものよりは、少し質が良いものを!という方には、プロ用の製品が良いです。

大きなこだわりがあって、品質重視!という方には、プロ用の中でも、選りすぐりの製品が必要です。

このように、何となくのお話で、4パターンを作ってみました。

それぞれに対し、自分はどこに当てはまるのか、考えてみてくださいね。

簡易的な4パターンでしかありませんので、これらに属さない場合もあると思いますが、その時は一番近い物を選んで考えましょう。

もちろん、直接私が対応してお話をする場合には、もっと細かく色々な状況を踏まえ、組み合わせは多くありますが、この場では細かく説明は出来ませんし、その時によって必要になる事も変わりますから、ご容赦ください。

このような感じで、パターン化してみると、自分の考えがどのくらいの物を求めているのか、お分かり頂けるかと思います。

それに応じて、必要な刃物と砥石のレベルが変わり、必要な研ぎも変わってきます。

研ぎだけでも、色々なコントロールが出来れば、性質をある程度変える事も可能ですが、刃物も砥石も、性能に限界がありますので、特別にその質を超える事は出来ません。

そうなってくると、刃物と砥石の質にこだわる事は、やはり必要だという事です。

自分が思うよりも、少し上の製品をご購入される事を、私はおすすめしています。

その理由は、このくらいで!と思って購入された方が、少しずつレベルが上がる事で、物足りなくなるからです。

最初は、そこまではいらないからね・・・とおっしゃっている方程、後で良いものを求める傾向もあります。

明確にこのくらい!がはっきりしている方の場合、ご自身の選択ミスや、購入先との相談の失敗が無い限りは、大体その辺りで収まると思いますが、悩んだら安い方を選択する方は、特に注意です。

結局、満足できずに、買い直しになったり、少しずつ使っていくうちに、もう少しこうだったらな・・・が出てきて、やっぱりあっちにすれば良かった・・・と、なる可能性は十分に考慮すべきかと思います。

例えばですが、刃物と砥石をセットで3万で買ったとします。

使って行くうちに、物足りなさを感じて、5万のセットに買い直しました。

その場合、出費は8万円になりますね。

現代で言えば、オークションやフリマサイトでの販売も可能ですから、きっちり8万円かかる訳では無いとしても、購入額に比べれば、売却額は大きく下がってしまいます。

そうなると、最初の3万は、減額されて売却する必要があります。

それに比べ、少し上を見て、最初から5万円でセットで、購入したとします。

それで最初は勿体なかったかな?と思っていても、段々慣れてきたり、いままで使っていた物と比べ、大きく性能が変わって、満足度も高いとなれば、それ以上を今は必要としませんから、5万円で収まった事になります。

この考え方は、私自身が刃物や砥石を購入したり、技術の依頼での出費をした経験から、そう考えています。

実際に大体ではありますが、5000円で済まそうとして、7000円に買い直し、15000円に買い直し、結局は50000円に買い直して、落ち着いたような事もありました。

そういう事をやっていると、結局は大きな無駄遣いになっているだけで、自分で思う必要性能が、その程度で手に入る訳がないというのを、痛いほど理解してきましたから・・・。

高ければ絶対に良い訳ではありませんが、それ以上を出さないと、絶対に手に入らないというレベルも存在していますから、このくらいは最低でも・・・という所は、確実におさえたい所です。

また、これ以上ない物を求める方には、それ相応の金額が必要になりますので、ご予算には十分な余裕をもって、購入を検討されると良いと思います。

ご予算に余裕があれば、お好きな範囲をいくらでも選択できます。

もしくは、一つの刃物と複数の砥石を購入するのではなく、自分の思う所に近い複数の刃物を予備として購入しつつ、それらに合わせた砥石類を色々合わせていくのも、良い購入方法だと思います。

実際に実用で使う場合、研ぎの依頼でプロにお願いをする機会も出て来ると思いますから、そうなった場合には、予備は確実に必要です。

メイン使用の製品が超高級で、上位性能の製品を使っているのに、予備は格安の製品だと、流石に研ぎの依頼をしている期間、我慢できなくてイライラする事が増えてしまうと思いますから・・・。

色々な事を考えて、良い刃物ライフを送れますように、私はご提案をしていきます。

 

« 刃付きの良い刃物と悪い刃物 | トップページ | 今までとは違うやり方でした »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

研ぎ」カテゴリの記事

刃物」カテゴリの記事

砥石」カテゴリの記事