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2022年10月20日 (木)

久々の当たり

色々な仕事の中で、刃物の良し悪しの勉強もしています。

先日研いだ刃物は、かなりの当たりでした。

性能がどうなのか?と聞かれないと、特別答えない事もありますし、聞かれなくてもお伝えする事もあります。

それはお客様の刃物への考え方や、性能への意識の違いによるもので、あとは私自身が、伝えようと思うかどうかにもよります。

同類の刃物を、まとめてご依頼頂く事がありますが、その場合でも、同じ製造品なのに、違いが多く出ている事もあります。

色々な刃物の性能を、データ化する方法もあるのですが、作業時間や機材などで、大きなコストがかかりますし、一本ずつで計測をし、良いものだけを出荷する事は、まず不可能ではあると思うので、これに関しては仕方がない事ではあるでしょう。

大袈裟に言えば、たまにやっている方がいらっしゃいますが、当たり品を引きたいが為に、何本も刃物を購入し、良いものだけを残す作戦でなければ、一般のお客様が、絶対という形で、良品を確実にGET出来るのは、なかなか難しいと思います。

私が良いと感じるのは、同じ鋼材品の中で見て、研ぎやすく、刃付きが良く、切れ味が明確にでて、長切れする事です。

どんなに良い刃がつくにしても、それが何倍も苦労を必要としたり、難しくて扱えない範囲にある場合、その刃物を生かせる可能性は下がりますので、それよりも扱いやすいモノの方が、確実に満足されるでしょう。

そもそも、刃物の切れ味に関して、世の中のどれだけの方が、普段から向き合ってくださっているかを考えると、そこまでではないのだと思いますが・・・。

 

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