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2022年10月 1日 (土)

専門用語は必要か?!

刃物や砥石や研ぎには、専門用語があります。

しかし、100%で正しく使われる訳ではなく、なんとなくで使われる事や、明らかに間違って使われる事もあります。

そして、プロの間でも、地域性や一緒に仕事をする同士だけで通じる言葉を作っていたり、実際には存在しない言葉や、捉え方を間違う危険性がある言葉を使われる事も。

私は出来る限り、専門用語は避けるようにしていますが、研ぎの表現に関しては、致し方ないので、使う事にはなります。

ただ、刃物に関しては、この部位とこの形が分かる範囲で、何となくをお伝えする事が多いです。

しかし、お客様が専門用語を使ってくる場合には、それに合わせ、知識のある方という事で、こちらも専門用語を使います。

そこで問題が起こりやすいので、一応皆様にお伝えをしておきます。

専門用語を使うという事は、今の説明のように、知識がある方という事で、こちらは対応をします。

つまり、その意味を間違えていたり、使い方を間違えていた場合でも、話が何となくでも通じてしまえば、それはOKになってします。

その場合、損をするのはお客様で、こちらとしては、その用語を使ってて、話が明らかにおかしい場合でもない限り、おっしゃっていましたよね?で終わりです。

それに対し、何らかの問題が生じても、当方には責任は持てません。

過去にも、そういった事例は、実際にありましたし、それが結構大きな事だったりもしたので、専門用語や、それっぽい言葉を使う方は、まず最初に、本当に大丈夫???と心配になります。

かなりのマニアの方は、私より詳しい事もあったりしますので、お恥ずかしい話ではありますが、専門家の方達のお話では、全ての用語や知識を覚えている人の方が、珍しいと言われるくらいで、必要な言葉しか覚えていなくても、それで通用してしまうのが現実です。

ですので、無理に知識を持っていると思いこまず、説明が通じれば良いので、専門用語はあまり使わないようにするか、言葉が分からなければ、ネットで調べて頂ければと思います。

その説明を調べても、違う内容が出て来る事も多いので、それだけ地域制や、仲間内だけの言葉が、色々と使われている事も分かります。

つまり、専門用語はそこまで重要では無いという事です。

むしろ、専門用語を使う事で、大きなリスクを生む可能性があると思えば、使うメリットは少ないでしょうね。

それよりも、技術的な内容は、理解をする事が、難しい方も多いと思います。

細かく説明をしても、意味合いを間違って受け入れてしまったり、理解出来ていないのに出来たふりをすると、その後は色々と損をする事が多くなりますので、十分な注意が必要だと思います。

 

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