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2022年12月 4日 (日)

切る事の効率化へ

刃物で素材を切断する際に、刃の切れ味の話になりますが、荒さを全て一定で研いでいる方も多くいらっしゃいます。

切れている感がある方が良いのか、実際の切断面が大切なのかで、選択肢は大きく変わります。

例えば包丁の場合、切れている感触が明確にあるのは、比較的荒めな刃です。

中研ぎ~中仕上げ程度の間を取る方が多いのは、その切れている感触と、長切れに影響していると思います。

切断面を綺麗にと思うのであれば、超仕上げまで研ぐのは必須という方も多いでしょう。

天然砥石を使う方は、超仕上げという扱いをされている方が多いのですが、実際に所、個別の性質が大きく異なるので、仕上げ用の天然砥石でも、中仕上げ程度の荒さでしかない物も、結構あったりします。

それが特に切れると感じる場合、細かく仕上げ過ぎない方が、良いという結論にもなります。

細かい刃は、一瞬で落ちる率が高いので、少し荒目狙いな方が多いと思いますが、用途や包丁の種類によっても、それは選択が異なります。

自分で色々と使ってみて、このくらいが良いな・・・と思う所を、全く同じ条件の包丁でなければ、同じ結果にはならないので、そういう結果にするには、どうすれば良いのかを探す事が、一番難しいのかもしれません。

ちなみに、日本刀も同じような所があって、切断物によっても異なりますし、日本刀の刀身性能によっても異なりますから、そこを狙って研いで、どのくらいの差が出るかを探るのは、かなり難しい部分でもあります。

 

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