意気込み過ぎた・・・

少し前に納品をした、ある刃物の研磨加工で、お客様にはご満足をして頂けました。

精度的な部分や、切れ味としては、もちろん問題はないと思います。

しかし、見た目の部分で、色々と調整しきれない範囲があり、そこが非常に悔やまれます。

原因は簡単で、私自身が意気込んで仕上げの事を考えすぎて、結果として整わなかったという所です。

それにより、性能が落ちる訳ではありませんが、下地と磨きの兼ね合いを考えると、少し飛びすぎてしまって、最後の磨きが乗り切らなかったのです。

こういう事は、お客様からのご指摘が無くても、素直に反省すべきと考えています。

性能と実用をベースとして考えているにしても、仕上げが綺麗めに必要な時は、それ相応に特別感は出したいと思っていますが・・・。

コストを上げれば可能ですが、作業条件が完全に揃わない場合、加工方法に制限がかかり、目の揃えが難しいという事実もあるのですが、そこまで細かく綺麗にと思わなければ、もっと全体は揃っていました。

もちろんこの問題は、今後改善に向け、研究をしていきます。

多分完成すると、鏡面ではない範囲としては、相当良い仕上がりにはなるので、鏡面嫌いだけど光沢感が欲しい方に向け、本当の意味での完成を必ず作ります。