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2022年12月24日 (土)

最短で2月の納期となります

現在、当店の日本刀研磨は、「おまかせ研磨」と「居合抜刀用面精度研磨(2種)」に分かれています。

おまかせ研磨は、居合抜刀試斬でまともに使えるようになればいいよ!という方の為に、作業のいくつかを簡略化し、納期を早めた研磨です。

これは、居合抜刀用面精度研磨とは、全く別の流れで作業をしていますので、納期は通常時で1~2カ月となっています。

現在、1月中の納品予定(あくまでも予定ですが・・・)が一振り残っており、それが終わった後は、2月中の納品予定が最短の扱いです。

お急ぎの方や、特別なこだわりなく、実用品としてのレベルが高い日本刀研磨をご希望の方は、おまかせ研磨をご依頼ください。

おまかせ研磨は、居合用面精度研磨とは、全く別の流れでの段取りを組んでいますので、どちらかというと、一般刃物と同じような流れとなっています。

お受け出来ると判断出来る状況であれば、内容のご指定は頂けませんが、必要な修正研磨と歪取りと拵修理が含まれています(一部条件付きで別料金)ので、かなりお得な研磨となっています。

それに対し、居合抜刀用面精度研磨に関しては、何度もご説明をしてきていますが、今年に色々と変わっていますので、今一度ご説明をと思います。

居合抜刀用面精度研磨は、実用性能を特に高める為に、その刀身や使い方に合わせ、細かい調整や仕上げ方を行えます。

更に「斬れ味重視」は、上級者向けとして、今までは無かった特別のバランス設定を行い、素早い動きや細かい動作に対し、確実に斬れ味を感じて頂ける仕様になっています。

上級者向けとあるように、斬り損じをされる方には、不向きな設定内容となっていますので、上級者の方以外は、通常の居合抜刀用面精度研磨をご利用ください。

そちらでも、通常ではないような性能は出ます。

なお、中古で日本刀を購入されたり、長年どこかで研磨に出されていて、斬れ味の体感が明らかに落ち続けているという方も、結構ご相談で多くあります。

そう感じる方の中には、やはり上級者の方が多く、安い研磨に出しているというパターンが多いです。

頻繁に研ぎたいからこそ、安く済ませたい気持ちも分かりますが、長物で両刃(諸刃)となると、そんな直ぐに作業が終わるものではないので、異常に安くするにはどうしたら良いのか、それは簡単な答えです。

だからこそ、斬れなくなっていく訳で・・・。

性能が出なくなる原因は、全て状況とお話から、理由が分かっていますので、それを解決する意味でも、居合抜刀用面精度研磨のご利用をと思います。

それよりも更に、斬れ味重視の方では、一番良かった斬れ方を超えられると思います。

他刃物類で培った知識と技術を、日本刀に含めていますので、他では出来ない刃の作用や性質に関する技術が、多数盛り込んでありますから、その差がお客様から、大きな評価を頂いています。

なお、居合抜刀用面精度研磨に関しましては、納期は細かい設定が無く、順番待ち次第となりますので、ご注文時にお伝え出来る納期関連のお話は、何振り待ちであるかという事と、大体の目安的納期の話となります。

作業の進行具合や、結果を求めた作業の為、納期を無理にでも守るような形ではなく、良い状態まで持っていけてから、仕上げへと入る形をとっており、結果重視としていますので、ご理解を頂ければ幸いです。

日本刀研磨に関しましては、道場様単位で、ご契約を頂ける場合には、色々なサービスもご用意しています。

道場名や道場の規模(会員人数、月の試斬稽古回数、年間の研磨依頼見込み数、等)をお伝え頂き、まずは一振りお申込みください。

会員の方で、既にご利用経験がある場合でも、特に近年では、色々と研磨の内容が何度か変更されていますので、新しい情報を知って頂く意味でも、どなたかの日本刀を新たに研磨にお出し頂き、ご確認を頂ければと思います。

ご利用をお待ちしております。

 

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