刃物における寿命とは何か
刃物は研いで使う事が一般的な考えですが、使い捨てを除いたお話として、寿命を考えてみます。
私が考える寿命は、その刃物の名目と用途として、使用範囲に対して、性能を発揮できなくなった時です。
分かりやすく言うと、研いで小さくなり、サイズや形状が維持できず、その用途では使いにくい場合や、使えない場合を指します。
また、大きな欠損などでも、止む無く特大の修理をしてしまえば、新品から直ぐであっても、その用途には使えなくなる可能性があるので、寿命と判断します。
ここまでで言う寿命は、第一段階のお話です。
次に、最初の用途以外で、別の使い方にその刃物を使用する事がありますが、その範囲で使えなくなった所が、第2段階の寿命と考えます。
例えば、小さくなった柳刃などの刺身用包丁を、刺身以外で使うとして、細かい細工などの作業用の包丁にしたり、刻みで使ったり、剥き物で使うなど、それらに合うように形状や研ぎを変えるなど、それらは良くある事です。
そのままで使う方もいれば、一旦プロに依頼をし、用途と形状の希望を伝え、違った包丁へと生まれ変わらせる事も多いです。
こうしてその刃物は、最後まで使う事が出来ます。
性能が酷いものだと、ここまで使いたいとは思わないでしょうから、それなりの物を買って、それなりに長く使うというのが、最終的にはコスト性が非常に良いとも思います。
鋼材や作りにより、将来の加工が出来ないものや、難しいものもありますので、長く使うという意味を、今一度考えてみて、それに合わせて購入をと思います。
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