たまたまですが
先日、普通に作業をしている中で、ある刃物の研磨で、良い方法が思い浮かびました。
本当に偶然ですが、状態が悪い刃物だったので、大きく削って直す作業があり、その時にもしかしたら・・・と。
当たり前に当たり前の作業をする事は、非常に大切ですし、それが難しい事でもありますが、そこから大きく離れずに、結果を出せる方法は、まだまだあると思っています。
そもそも、その当たり前は、先人達が作って使ってきた方法で、それが現代で適切であるかや、良い結果になるのかは、別問題です。
特に近代だと、お客様の知識も上がっていますし、技術面でも情報を多く得られやすくなっているので、古臭いという扱いをされる作業も増えた気がします。
それに対し、当方の作業は、近代的な内容がかなり多く、その多くは自力で勉強と研究を重ねた結果によるものです。
こうしなければならない・・・という形は、どんどん無い事にして、良い結果が出やすい事や、それ以上を求める方に対して、レベルの違いを感じて頂けるように、変化を加えています。
例えば、刃物の種類によっては、仕上げ方の選択が多く出来る事も、大きな違いだと思います。
一つの仕上げだけにすれば、その流れやコストは楽になりますし、それだけをやっていれば良いので、楽だと思います。
それに対し、色々な仕上げを準備すると、コストは高くなり、作業も個別の流れになるので、時間もかかりますから、その分効率は落ちます。
金額をその分上げれば良いと思うかもしれませんが、基準を同等の利益に合わせると、間違いなくうちのやり方は、低い利益になります。
単品で見ると、高額に見える所も多いと思いますが、一日に出来る数の事を考えると、実はコスト性が安いです。
あとは内容にご満足を頂けるかどうかの問題です。
量産的な作業が好きで安いと思う方には、そちらの方が良いと思いますが、そういう作業では満足できないという方には、当方のような所の方が合っていると思います。
もちろん、うちでも一般的に良く行われるような作業は、ご用意していますので、全てにおいてそうではありません。
どういう刃物を持っていて、それをどう使いたいのかや、今後どうしていきたいのかを考えると、どういう形で研ぎや修理の依頼をすると良いのかが、ある程度は見えてくると思います。
何も考えていないと、後に後悔する事も増えると思いますので、色々と考えてご相談なさってください。
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