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2023年2月

2023年2月28日 (火)

人が想像する良さとその誤解

天然!

自然!

手造り!

手作業!

日本初!

そんな感じの謳い文句が、凄く良く感じるのは、日本人だけでしょうか?

そういった部類で、同じような物事を含め、特別それが良いとは限りません。

期待値が大きく上がる事を考えると、予想より落ちるのは、仕方がない部分は多くありますが・・・。

実際の所、それらが良い場合は、もちろんあります。

ただ、一部のまともな場合であって、それが全てではないので、期待しすぎない事が必要だと、私は考えています。

当たり外れは、どの分野でもある事ですから、ある中から色々と経験をして、良いと感じる部分を見つけていく事は、どうしても必要になると思います。

本当に良いと感じるものが、一般で言われる範囲のどの辺りなのか、それを知る事も大切でしょう。

多くを求める方の場合、並では良いと感じる事は、まず無い事と思いますし、その分だけ良さを探す努力は必要になると思います。

それは、安く求めるのは無理な事は当然ですが、高ければ必ず当たる訳ではないので、色々なセンサーを使って、色々と探ってみてくださいね。

 

2023年2月27日 (月)

凄いものは凄い

年齢や経験年数で、ものを語る方は多いですが、私は過去から、そういう問題ではなく、才能がある方は、期間も年齢も関係ないとお話をしてきました。

この仕事とは関係のない範囲ですが、そういう方を知る機会がありました。

何事もそうですが、優れた方を知る事で、自分の足りない部分を感じる事が出来ますし、非常に勉強になります。

それと同時に、もっと上を目指さなければという思いにもなります。

 

2023年2月26日 (日)

久々に特別頑張りました

難しい事例の作業があり、それを解決しました。

今年に入ってから、ここまで苦労したのは、初かもしれません。

ぱっと見では、大した事は無いと思っていたのですが、読みが甘かった部分があります。

実際に作業をしてみないと、分からない事は多いのですが、まさかここまで酷かったとは・・・という感じで、だいぶ驚きがありました。

刃物の価格と、研磨や研ぎの代金が見合わない場合がありますが、それでも状況の改善と、それ以上を求められる方は、出来る事はやってみても損は無いと思います。

 

2023年2月25日 (土)

これがないと・・・

研ぎや研磨の種類によっては、これがないと出来ない!とか、これが無いと辛い!という部類が結構あります。

こうすれば・・・が見つかっているものは、まだ良い方で、どうしようもない作業を、一言でいえば「何とかする」場合もあります。

そんな部分に対して、そこで必要になる「これ」や「こういうやり方」が、見つかった時には、本当に嬉しいですし、救われた気分です。

それ以上が、いずれ見つかるかもしれませんが、どうしようも無いような状況を抜け出せるだけでも、非常に大きな進歩ですから、そういう時は素直に喜びます。

私が使う道具類は、凄い良いものが多く、言うならば贅沢品とも言えるかもしれません。

今後、そういう製品も、順に販売をしていきたいと思っています。

販売品を増やすのは、簡単な事ではありませんし、本当におすすめ出来る製品を、出来る限り売るようにしていますので、是非ご期待ください。

特に、研ぎに対する部分は、大変さを誰よりも分かっているつもりなので、少しでも楽に、安定して結果が出るようなものを、特に推奨する形です。

 

2023年2月24日 (金)

結果が良い方を選びます。

刃物の研磨や研ぎで、同じような結果になる方法が、いくつかあったとします。

実際にそういう事は、多数ありますので、この方法でしかいけない!とか、この方が安いからいい!とか、この方法は早いからおすすめ!という感じでは、私は考えていません。

私の場合には、いくつも方法があるのであれば、確実性が高いやり方であったり、ストレスなく作業しやすい方法を選びます。

人により、作業の相性もありますし、使う機材や道具の違いもあるので、結局は、やりやすい方法の方が、結果が良くなるので、そちらを取っている形です。

だから儲からないんだよ!と言われれば、まあその通りではあると思いますが、結果の為にやっている作業で、抑えてやらなければならない場合、あと少し・・・や、ここをこう!、に手を加える事が出来ないので、その分を諦める事になります。

当方でご依頼を頂いているお客様には、なるべくそういった事が多く出ないよう、やりすぎまでいかないにしても、不足にはならないようにと思い、時間とコストはじっくりとかけてやっていますので、その分の満足度は高いと言って頂けています。

求めるものが多くあったり、細かくあった場合、時間とコストの削減で、良い結果にする事は難しいですから、それに合わせた金額設定は必要です。

それに対し、安くて早く見えるもの程、実はコストが安くて、時間も短くて済む為、利益率は高かったりしますから、実際はそちらの方が儲かります。

内容に対し、それ相応の事をしているからこそ、あと少しの部分に、力を入れられるというのはありますので、単的に安い!高い!早い!遅い!での判断は、良い事とは思わないです。

早さを求めたり、コストを下げる努力ばかりしていると、結果が追い付かなくなるのは、そういう所です。

儲からないなら、やらない方が良いと思いますが、明らかに異常な請求をしている訳ではないので、それで高いと言われてしまうのであれば、他で似たような作業を頼んでくださいね!と言うしかありません。

同等の事が出来るかどうかは、そもそも不明なので、同じようなというのも、微妙な表現ではあるのですが・・・。

そっくりに見えて、使ったり研いだりすると、明確な差が出る事は多いので、そこに気付く方は、他では頼みたくないとおっしゃるかと思います。

刃物の研磨以外でも、何かご自身が好きな事の部類で考えた場合、ある企業の商品や作業は3万円で、これを利用すればとりあえず失敗は無いかな・・・と思う事があり、それに対して、別の企業では2万円で、似たような商品や作業があったとしましょう。

価格差で見ると、かなりあるように思いますが、内容は本当に同じでしょうか?

他で2万円で売っている事が分かっていて、あえて3万円で売っているのは、1万円を利益として乗せていたり、商品や作業で差が本当に無いですか?

その違いが分からなかったり、2万円で商品や作業をお願い出来るのに、1万円を余分に出して、高くなると思っているのであれば、2万円の方を選択すれば良いと思います。

私がお話している事は、こうじゃないといけないという訳ではなく、どちらを選びますか?というお話なので、安い方がいいよ!とか、そこまで細かい事は気にしてないから!とおっしゃる方は、2万円を選んでください。

逆に、それだと不満があるよ!とか、もっとこうして貰いたいけど、2万円のところだとやってもらえないんだよね・・・とお考えの方は、3万円の方をご利用になると良いと思います。

私の作業が2万と3万のどっちに属すかは、その時の状況であったり、刃物の種類によると思いますが、どちらかというと、3万円の方に近い事が多いでしょう。

試しに一度!でも良いと思いますので、色々な所をご利用になって、好みのところを見つけてください。

ただ、状況が確実に悪くない刃物に対しては、誰がやっても、さほどは大きく変わりません。

触る所が少なければ、当然そうなりますよね・・・。

本当に状況が悪い物や、細かい指定が出てきた時に、それが出来るか出来ないかで、技術の差が大きく出ますので、その辺りは判断材料の中に、しっかりと考えとして含めた方が良いです。

 

2023年2月23日 (木)

技術の進歩に追い付かない道具

色々と新しい発見があり、それについて研究をして、そこから得た事を技術に盛り込めるようになると、新しい技術として導入をしていきます。

導入が全てではないと、何度か書いた事がありますが、その理由の一つは、道具にあります。

技術の開発が出来ても、それに見合った性能の道具が見つからないと、それを安定供給が出来ませんから、導入を見送る事が結構あります。

色々と調べ、その時に必要な物を用意し、使えそうなものを探してみますが、全部揃わない事が多いです。

揃わないとどうするかというと、出来る範囲で行うか、導入を見送るか、そのどちらかです。

出来る範囲での導入は、想定される上限を100%とした場合、70%くらいでそれを発揮出来るのであれば、可能と判断出来るかもしれませんが、50%だとわずかな違いで、そこまで価値が分かってもらえるか、そこに疑問が残ります。

ですから、わずかでも飛躍出来る事が良いと思えば、もちろん導入をしますし、その程度ではダメだと判断をすれば、見送る形になります。

そのまま長い年月が過ぎ、更に良くなるものもあれば、導入を見送っている間に、近いもので良い技術を見つけると、そちらの導入で、忘れ去られるような事もありますから、その時には良いと思っても、導入できなかった事で、かえって良かったのかもしれないと思う事も・・・。

何でも色々とチャレンジをして、可能性を見つけていますから、こういう機会は結構ある方だと思いますが、その分だけ、それなりに色々な苦労はしています。

これで良しと思う事は、なかなか無いので、たまたま細かいマイナスのポイントが、上手い事消えてくれた事で、点数が上がる事がある程度で、ここをどうにかしたいけど、どうしようもないというのが、現状ではあります。

それだけ、刃物の生産は不完全で、安定したものではありませんし、更に使う人によっても、状況が大きく変わって、研磨や研ぎの依頼になりますから、全く同じ条件にはなりませんし、簡単な事ではないです。

だからこそ、良い道具にこだわり、より良い研磨や研ぎを考え、なんとかしていきたいと思っています。

私個人で変えられる部分は、わずかでしかありませんが、そこに必要な道具さえ揃ってくれれば、もっとレベルUPが出来るのにな・・・と、残念に思う事も多いです。

 

2023年2月22日 (水)

今後の課題の一つ

私が考える、刃物と砥石と研ぎに関わる範囲で、一つ解決できていない事があります。

それは、自分自身で作れば、作れなくはないものですが、売っていたら、何も考えずに買う!!!と思っている商品です。

構想はあるので、どこかに持ち込んで、現実化してもらおうと思います。

自分で研ぎを行う方だったら、多分欲しがるだろうな・・・と。

 

2023年2月21日 (火)

刃物が刃物である為に

そこにある刃物は、刃物としてしっかり存在していますか?

本当の意味で、刃物として成り立っていますか?

最高の状態では無いにしても、ストレスなくまともに使えていますか?

これはとても大きな問題で、刃物が刃物ではなくなっている方が、かなり多くいらっしゃるはずです。

では、どうやってそれを刃物として使っているのか・・・。

答えは簡単ですが、無理に刃物のふりをして使っているだけです。

刃物と砥石が過去からずっと使われて来て、生活や仕事と共に歩んできた文化ですが、その文化は部分的に崩壊しつつあります。

その理由は、いくつかありますが、何があろうと、末端のお客様が、まともな包丁を持たなくなったり、研ぎを行わなくなった事にあります。

また、仕事で使う人も、その業界では必要な道具なのに、まともに管理をしなくなっており、刃物が生きなくなっているのもあります。

私が思う刃物の世界には、提供する側と、提供される側があり、提供する側にも問題は多くありますが、提供される側にも大きな問題があると思っています。

では、その世界もう必要ないのか?と考えると、そんな事は無く、本当に必要としており、苦労されている方は、非常に多いと感じています。

しかし、どこで刃物を買って、どこで砥石を買って、自分で研ぐのか、研いでもらうのか、使い方はどうなのか、それが分からない方が多いのです。

理解して、実際に使ってみる事で、何事も先が見えて来る事が多いので、是非興味を持っていただきたいと思います。

100件の刃物屋や研ぎ屋があったとして、安心して購入出来たり、作業を任せられるのは、僅か数件です。

これは過去からお話をしていますが、世の中のレベルは、そんな程度です。

そこまで求めていない人が増えたのではなく、判断基準がないので、どこを選んで良いのかすら、そもそも分からなくなっている事も多いです。

中身のない謳い文句や、知られた知名度に、どうしても騙される方が多く、実際のところは・・・?を、疑問に持たないのも問題です。

本当の意味で、苦労をして、良いものを提供されている方達は、本当に僅かでしかありません。

本当に使える刃物や砥石は、どんな製品なのかや、どういう研ぎが、刃物が生きる、刃物が刃物である為の研ぎになるのか、学べる所は本当に少ないですから、色々と利用をして、厳選してみてください。

もしあなたに知識や技術が無くても、感が鋭くあれば、ここだと思うポイントが、どこかに隠れていると思いますので、それを是非探してみてください。

私は昔、残念な事に、絶対的なそれを見つかられなかったので、自分で始める事にしました。

 

2023年2月20日 (月)

研ぎ直し

家庭用の包丁の研ぎは、内容がプロ用に近づき過ぎていた事で、金額も相当上がってしまっていましたが、最近になってから、それを解消すべく、研磨の内容を変更して、固定額での研磨となりました。

内容は「おまかせ」のみとなり、ご希望に対してのご指定は頂けなくなりましたが、それでも必要十分以上で、使い勝手は確保しています。

高額になる理由は、面の削り出しや、傷取りと磨きですが、その辺りを簡易化しただけで、刃付けのやり方に関しては、変更をしていませんので、そこまで劣化すると言うほど、内容は落ちていないと思います。

この研磨は、自分自身での確認は、色々とやっていますので、問題が無いという判断で、ご提供をしています。

一番の目的は、金額を下げる事にありましたが、切れ方はなるべく落としたくなかったので、良い所に落ち着いたと思います。

良くあるような、あっちこっちに出張して研ぎを行っているようなところと、ほとんど金額は変わらないと思いますが、それでも内容は明らかにこちらの方が上ですし、酷い所に出して使えなくなるような事例は、当方では起こりませんから、そういった意味では価値は高いかと思います。

ですから、ただの手抜き作業とは思わず、安心してご利用ください。

サイズの指定は、以前より変わらずに掲示していますので、その辺りは変わっていません。

また、納期に関しても、家庭用包丁のおまかせの場合、特別な混雑が無ければ、1週間で納品に固定としていますので、その辺りも良いかと思います。

実際にこの、おまかせの家庭用包丁の研ぎをご利用を頂いて、内容としてご不満があった場合、グレードUPとして、プロ用の包丁の設定もありますし、別途特注的な内容で、お見積りも可能です。

家庭用だからといって、家庭用の研ぎで収めないといけないという、お堅い考えが必要な訳ではありませんから、特にこだわりのある方や、上質な包丁をお持ちの方は、プロ用や特注での内容で、ご依頼を頂く事をおすすめ致します。

当店のおまかせとなる、家庭用の包丁の研磨はこちらからどうぞ!

2023年2月19日 (日)

ご予約についてお伝えし忘れていたような・・・

ご予約について、少し前に変更を加えていましたが、こちらに書いていましたでしょうか?

何段階かで、変更を加えていますが、どこを書いたかすら、すっかり分からなくなってしまっています。

申し訳ありません・・・。

現状のご予約について、しっかり書いておこうと思います。

現在のご予約は、営業日の10~15時内で、ご予約を頂けます。

以前は、曜日や時間の指定が、もう少し厳しかったのですが、段々と緩和してきて、元の状態に戻りました。

また、以前だと10~16時の予約表示だったのでは?と思った方、確かにそのように記載をしていました。

しかし、16時は閉店時間の為、16時からのご予約は頂けませんから、事実上15時~のご予約が、最終の時間となります。

来客対応は、一日に一組までで、入店可能な人数がお一人までとなっております。

ご予約の際には、何のご用件でいらっしゃるのか、予めお伝えください。

その内容に合わせ、当日に必要な内容をご用意して、対応を致します。

一般刃物の場合、30分~1時間程度が一般的ですが、本数が多かったり、細かい打ち合わせが必要な場合などでは、2時間程度かかる場合があります。

日本刀の場合で、細かい打ち合わせを行うとなると、1~3時間かかるので、なるべく早い時間にご予約ください。

なお、日本刀の「おまかせ研磨」に関しては、おまかせの内容となり、お受け出来るかどうか程度の判断だけなので、ご予約での対応は基本的に行いません。

「居合抜刀用面精度研磨」の「通常の磨き」と「斬れ味重視」に関しましては、お荷物でも十分対応は可能ですが、ご予約でのご来店で対応を致しますので、状態からの判断で、一緒に内容を決定したいという場合には、是非ご来店ください。

体調不良の方のご予約やご来店は、ご遠慮頂いております。

ご予約時に体調が悪く無くても、ご来店予定日に体調が悪い場合、ご来店を別の日時に変更するか、キャンセルをお願い致します。

その他、ご質問等ありましたら、事前にお問い合わせください。

 

2023年2月18日 (土)

真面目にやっている事を認めて頂けて本当に嬉しいです

色々な関係で、お付き合いがありますが、お世話になっているある機関から、私の活動や仕事が好きだと、評価して頂けている事を、間接的に知る機会がありました。

私自身、これでいいのかと悩みながら、お客様のご意見を入れつつ、自分の思う独自路線を大切にし、色々な方達のご協力もあり、今まで勉強や研究を重ね、ここまでやってきました。

何度か書いた事がありますが、業界にあるおかしな部分や、複雑で面倒に絡み合った、業界の悪い部分も理解していますし、ここでははっきりと書けない事も多いですが、恥ずかしい仕事しか出来ないのに、名前だけ売れている人達が多く、その多くは根本的なシステムにある事も分かっています。

しかし、そういった事に囚われず、本当の意味での刃物を生かす研ぎを行っている事で、使いやすいと言って頂けたり、体の負担や、使用でのストレスを無くす事など、ただ無意味に切れる刃を追求するのではなく、意味のある研ぎを生み出す事を、ずっと続けています。

そういった部分も含め、私が言っている事や、やっている事を、信じで頂けたり、認めて頂ける事は、本当に嬉しく思いますし、真面目に取り組んで来て良かったと、大きく感じる事が出来ます。

それが業界の方であったり、特別な機関の方だとすれば、なおの事、特別な意味を持ちます。

新型コロナウイルスの影響が、世の中に大きく出始めてから、ずっと経営は厳しい状態が続いていますから、途中で何度か、仕事の方向性の変更や、辞める事も考えた事がありますし、利益優先の仕事に切り替える部分も作ろうか、考えた事がありました。

色々な専門家や、優れた経営者の方達と、日頃からお話をさせて頂いていて、色々な勉強になっていますから、それなりに優れた経営の事は多く学べていますし、考えや行動に対し、なかなか他にないものを持っていて、面白みもセンスも良いと言って頂ける事もあるくらいなので、どうすれば利益が大きく出るかは分かっていますが・・・。

しかし、それは私の目から見れば、お客様を騙す部分が多く、ただ利益を出す事や、人を犠牲にするような商売はしたくないので、自分を犠牲にした技術や、商売を多くやってきていますから、厳しい状況になるのは当然でもあると思っています。

単価だけ見れば、高いと感じる場合もあると思いますが、相当コストと時間をかけ、作業をしていますので、決してそれで儲かりはしませんし、利益を出す為には、コストを落として技術を騙すのではなく、睡眠時間を削ったり、自分が楽しくなる事や、ゆっくり休む時間を、多く削る事で補ってきています。

単価がどんどん上がっている部分はありますが、それ以上に経費の上昇が異常ですから、実際は仕事の代金に対し、全ての経費を乗せきれていませんし、その分以上に、利益は確実に下がっています。

それでもなお、作業の形や方向性は崩さず、少しでも良い結果になるようにと、基本的に絶対に外してはならないという領域を、削減する事は無く、今でも作業を続けています。

専門的なアドバイスを頂く場面では、手間とコストと、他では出来ない特別な仕事として考えると、単純な利益や技術料は、かなり足りないと言われますし、もっと良いやり方があると言われます。

しかし、そうしてしまば、他の所との差は、かなり少なくなってしまう部分が出ますから、方向性は出来る限り変えたくはありません。

頭では理解はできるけど、自分では技術的にどうしようもない方や、体では感じられるけど、頭では解明が出来ない方など、そういった方の行き場がないような方も多いですし、私も過去に強く感じた、刃物業界の不足部分に対し、他では満足できないとおっしゃる方達に、それ相応の物をご提供し続けたいと考えています。

どう考えておかしい事や、出来ていない事が見つかっても、それは刃物業界では当たり前の事であったり、それを指摘したところで、出来る人がいませんでした。

私は今だからこそはっきり言えますが、当時の考えの中で、自分が使い手として感じていたものが、おかしい訳ではなく、業界の人達が理解できていなかったり、技術が足りないだけであるのだろうと、理解はしていたようですが、専門的な機械は一切持っていないし、そこまで出来る技術も無いし、結局は「じゃあ自分でやれば?」と言われるような扱いになる事も、十分に分かっていましたから、強く言えなかった部分があります。

そんな時、必死になって、何もかもを手で作業して、自ら改善を試みていました。

ですから、こんな技術で何も変わるどころか、悪化して戻ってきているのに、こんなにお金を取るの?と言うのが、過去の私の素直な意見です。

分からない方達からすれば、それでも十分であったり、凄いと思う所なのかもしれませんが・・・。

それが今、かなりの思う形を作れるようになってきていて、堂々とご提供が出来るのは、元々の使い手側としての理解が、多くあった事でもあり、目指す所をと明確に見ながら、一歩ずつ確実に進んできた事にあります。

そして、私の才能を見つけ、この業界に入るきっかけを作ってくれたり、色々なアドバイスを下さった方達のおかげでもあります。

自分自身の事で、上から偉そうに言うつもりは一切ありませんが、当時から私の才能を見抜いていた方達や、嘘偽りなく他との違いを教えてくれた方達は、本当に凄いと思っています。

今もまた、応援して下さる方達が増えた事も知れましたし、将来に大きな結果を残す事を、目標の一つに加えたいと思うようになりました。

結局世の中では、知名度や肩書、規模や儲かっているかで、何もかもを判断されてしまう事があり、うちのような個人でひっそりとやっている所が、そういったところと同じ目で見て貰える事や、世の中で私の発言を受け入れてもらえる事は、そう簡単には無い事も分かっています。

それでも、間違っている事は間違っているし、正しい事はそこに無い事は、しっかりと発信し続けて、理解を深めるようにと思っています。

ここまで得た物は、このままいけば、私一人で終わってしまうかもしれません。

後継者をと、ずっと色々な方面から言われ続けていますが、そう簡単な事ではありませんし、並の能力や並の考え方では、継ぐ事は出来ませんし、自力で必死に頑張るつもりが無ければ、そもそもついて来る事すら無理です。

更に、そこまで刃物研磨という部分に、何もかもをかけるつもりが無ければ、100%と言い切れるだけ、将来の可能性は無いと言い切れますから、後継者は諦めている部分はありますが、やはりそこもまた検討しなければならない部分は、今後は出て来るかと考えています。

だいぶ前から、色々な事が重なり、体調不良が続いて、頭や体を使う事が非常に辛かったり、根本の所でモチベーションが下がっていた部分が多くある中で、今年の最初から、色々と切り替え、頑張って行動を増やしてきましたが、その事が良く出てくれていると思うと、もっともっと頑張って、やって行かなければと考えています。

私がやっているような刃物の研磨や研ぎは、刃物を研ぎ減らすだけではなく、自分の心や体も多く削り、成り立っていますので、折角やるのであれば、皆さんに良かったと言って頂ける事を、より多く増やすような形を、作り上げられたらと思います。

私が望む事は、凄い人だ!と言って貰いたいとか、凄くお金が儲かった!とか、そういう事ではなく、正しい事を伝えたいとか、人から良かった!助かった!と言って頂けるような、私がここに存在する事で、お役に立てるという部分です。

自分が刃物を使う側にいて、どうしようもない苦労をしたり、何を言ってるの?という感じで、変な扱いをされそうになった事は、業界から消し去りたいと思う事の一つです。

実用の理解は、それだけ難しい事も、自分自身が一番分かっていますから、今後も苦労は続くと思いますが、より多くの事を解明し、より色々な研磨や研ぎを開発して、少しでも人や業界に貢献出来るよう、努力を続けていきます。

しかし、景気の問題は、本当に厳しい状態なので、お客様のご利用が無ければ、このお店の継続は出来ません。

いつか、急にお店を辞めなければならない事や、他で雇われないと生活できない事も、出てきてしまう可能性はあります。

その時はどうぞ、あいつは利益を優先的に考えなかったから、お店を潰した馬鹿だ!と笑ってください。

それでも私は、ずっと馬鹿でいられて良かった・・・と、後悔をする事は無いと思います。

そんな馬鹿ではありますが、良かったら今後もお付き合いを頂き、ご利用を頂ければ幸いです。

明らかに間違った事で、ごり押しをしてくるような勘違いさんや、非常識で自分勝手な方以外であれば、刃物の為に厳しい事をお伝する事もあっても、皆さんと仲良く刃物を通じて楽しくさせて頂いていますので・・・。

 

2023年2月17日 (金)

業者様より仕事のご依頼をお受けできます!

以前から、何度かこちらでもご案内をしてきましたが、業者様からの作業のご依頼をお受けしています。

という訳で、今回は一般のお客様向けの内容ではありませんので、一般のお客様は、完全にスルーしてくださいね。

業者様向けのご説明ページが、HPのTOPページ下方に、常設で置いてあります。

なんとなくまでは、こちらに記載がありますので、ご覧になってください。

そちらに記載の内容は、一部のみとなりますし、ご依頼の内容に合わせて、出来る限りで内容の変更はお受けします。

大口のご依頼を、継続で頂ける場合には、現状ですと、週に2日(もう少し可能?)は確保できますので、長期的なご依頼のご契約を頂ければと思います。

現在ご依頼を頂いている先は、プロ向けメーカーさんや、一般からプロまで扱う業者さんなど、ご依頼の内容や個数は様々ですが、色々と頂いていますが、いずれも自社では簡単に出来ない内容であるという事で、高い評価を頂いております。

自社での職人を育てるにしても、それなりのレベルで作業が出来るようになるには、長い期間かかりますし、そこまで育つ可能性も未知です。

そして、熟練の職人にお願いするにしても、高齢でこの先が不安と言うお話も良くあります。

それらは、当方にご依頼を頂く事で、不安なく安定供給が出来ます。

現状では、私一人で作業を行っていますので、複数人で加工を行う業者さんより、それぞれの作業の差は少ないと思います。

自社製品に特別な価値を持たせたい。

一本にレベルの高い作業を含めたい。

本当の意味での使える研磨を求めている。

そうお考えの業者様には、特別な職人と特別な技術が必ず必要です。

世の中の99%は、まともに研いで使う事が出来ない、ただ形を作っただけの刃物で、研いで使う方の事は考えられていません。

その理由は、その研磨する職人が、その刃物の事を理解しておらず、手で研いでまともな研ぎを行ったり、使用する事も出来ないからです。

ただ形を作り、磨きを入れたりして仕上げ、綺麗に見せるだけでは、使用者が満足する状況は作れませんから、当然の事です。

それを全て含め、作業が出来る職人は、世の中にはほとんど存在していない以上、通常は求める事に無理がありますが、当方ではそれが可能です。

また、ご依頼が確定し、当方がお受けした作業に関しましては、余程の事が無い限りは、当方からご依頼を切るような事はしませんので、その辺りもご安心ください。

それだけの関係が作れれば、長いお付き合いが可能かと思います。

別の部分では、作業のご依頼だけではなく、職人を育てる事や、これから刃物の研磨や研ぎを仕事にとお考えの方に、全ての範囲ではありませんが、可能な限り、技術指導も行っています。

こちらは、他ではなかなか学べない内容で、知識と技術を学んで頂けますし、刃物を使う場面から、どういう加工をすると、どういう問題が起こるなど、ただこういう加工をと言われて、意味も分からずに加工をするような、ただの作業員にはならない為に、意味合いを理解した上での、技術を得て頂けるように、色々な事を盛り込んでお教え出来ます。

それと、製品製作に対し、サンプルのテストとアドバイスなど、そういったご依頼も過去からお受けしています。

実際に、世界に販売された製品で、私の意見を入れて頂いた物も、いくつもありますし、私自身の感覚が異常と言う事もあり、検査機器代わりに使って頂くケースもあるので、信用頂けるかと思います。

私で何かお役に立てる事があれば、是非ご連絡ください。

出来る限りで、真面目に対応をさせて頂きます。

 

2023年2月16日 (木)

書いた物が消えてる?!

このところ、ブログを書いてUPしても、消えている事が何度かあったようです。

一応成功している表示は出ているのですが・・・。

何かサーバーのエラーなのか、こちらのPCの問題なのか、結果としてブログの中身に残ってるかどうかでしか、残念ながら判断が出来ませんので、なんとも言えません。

結構重要な内容で書いている事もありますし、出来る限り、長く書くようにしていますから、消えた時のショックは大きいです。

 

2023年2月15日 (水)

一つだけですが完成しました!(記載内容修正)

先日書きました、刃物の再生販売に関するプロジェクトですが、実は1本の刃物が完成しています。

色々な方面から、今後も募集をかけ、製品化をしていこうと思っていますが、色々な機材や加工のテストが、まだ必要な部分もあるので、とりあえずで1本だけ、頑張ってやってみました。

正直な所、決して悪くはありませんし、むしろかなりの高レベルな製品化が可能になりそうです。

元の加工の影響がある為、ここをもう少しこうしたかったな・・・は、どうしても出る場合がありそうですが、機械研磨も手作業での研ぎも、総合的な整形から最終の刃付けまでの、私の技術を盛り込んでいますので、あえて言わせて頂けば、明らかに悪くなるような要素はありません。

それだけ自信をもって、加工を行っていますので、堂々と販売が出来そうです。

そういった製造販売をメインにする事は、全く考えていませんので、仕事が暇な時などに、少しずつ加工を進め、作れたら作ります!程度になると思いますが、いわゆる製品と言えるレベルを遥かに超えられそうで安心しました。

いつになるかは分かりませんが、いきなりHPにUPして、商品として掲示をする形で考えており、事前予約等はお受けしないと思いますので、いつ何が出て来るか、お楽しみになさってください。

事前予約をお受けしない理由としては、あくまでも研磨のご依頼を頂いて、作業をする事が、当店の仕事ですから、この手の作業品の納品の為の作業が、優先化しないようにする事が、一番の理由です。

また、こんなの出そうだったら教えて!と言われていても、加工してから手間とコストと完成度から、金額を決める形になりますので、それがご希望に添えるかも分からないという事も、大きな理由です。

あとは、面白みの部分として、HPにUPする前に、全て売れてしまうような形になる可能性もあるので、そうなると、実際にその活動自体の動きが、直接のやり取りをしたお客様以外には、見えない物となってしまう事を避けたいという思いもあります。

そんな事よりも、今一番の問題は、刃物の写真は非常に難しいので、綺麗に取れるだけ、うちには機材が揃っていない事です。

カメラより照明の問題でしょうね。

さて・・・。

日本刀の販売ページの販売品の掲示があり、最安値での販売とプラスで、お得なサービスもお付けしています。

先日、掲示を延長しましてからも、条件は同じままでの販売になっています。

この手の新作刀としましては、今後の入荷はありませんので、最後の一振りになります。

また、彫刻入りの日本刀は、海外での高額取引をされている関係で、国内の価格が安い事もあり、販売品の海外流出が多くあり、国内に健全な状態で残っている数は、かなり少ないとされていますので、特に刀身の出来が良く、派手な彫刻入りとなると、現状では貴重な一品と言えます。

ご興味のある方は、まずはご連絡ください。

 

2023年2月14日 (火)

掲示を延長致します

本日までとしていた、日本刀の販売ページの販売品ですが、チラホラとお問い合わせを頂いておりますので、もうしばらく掲示を致します。

最終的な掲示内容は維持としますので、最安値での販売となっており、お得なサービスもおつけしたままにしておきます。

この手の新作刀としましては、今後の入荷はありませんので、最後の一振りになります。

また、彫刻入りの日本刀は、海外での高額取引をされている関係で、国内の価格が安い事もあり、販売品の海外流出が多くあり、国内に健全な状態で残っている数は、かなり少ないとされていますので、特に刀身の出来が良く、派手な彫刻入りとなると、現状では貴重な一品と言えます。

是非ご購入頂ければと思います。

 

2023年2月13日 (月)

素人とプロの差は本当にあるのか?

刃物を使用する方々は、素人とプロに分かれますが、近代の情報の多さや、昔より学びやすくなった環境を考えると、研ぎの上手い下手や、扱いの問題は、世の中にある情報によるものも、関係していると思います。

どれだけ情報を得られるかは、昔は足で運んで・・・、が一番多くありましたが、現代だとネットが主流でもあります。

しかし、素人とプロに分かれている限り、素人は最低限度の必要性と、趣味的要素が大きいと思いますが、プロは仕事で使う立場であり、それでお金を稼いでいる訳ですから、同じレベルではいけないのは変わりません。

むしろ素人の方が、刃物や研ぎに対し、時間を多く使える事や、好きで触っている部分もある事を考えると、プロを遥かに超える技術をお持ちの方が、ある程度まで出てきても、おかしくはありません。

そして、プロの場合、毎日のように、仕事で刃物を使い、研いでいる訳ですから、そこまでじっくり勉強したり、研究する暇は無い部分はありますが、それが仕事の一部として考えると、無視する事は出来ない事であると思います。

では、素人とプロが、同じ金額を使って、刃物と砥石を購入し、同じレベルで技術を発揮できるとして、それをどう生かすのか?!と考えると、仕事と趣味は意味合いが異なりますから、その価値の考え方は、大きく変わりますし、それ相応の違いが必要ではあると思います。

趣味の場合には、自己満足の部分が多いので、思う所で楽しめれば良いと思いますが、仕事で刃物を扱うプロの場合、自分の仕事の中に、刃物が含まれるのであれば、個人の管理範囲ですし、刃物への愛着や技量は、必ず仕事で差が出てきます。

そこを大切にしていると、それだけでいざという時の結果が違うのは、私自身も仕事の中で体験をしましたから、間違いは無いと思います。

特に厳しい範囲でお仕事をされている方は、他の方達との比較をされますし、少しでも違いを出したいと思うと、身近で自分自身の範囲として、学んで差がつけやすい場所は、刃物の範囲でもあると思いますから、是非どこまでいけそうなのか、色々とやってみて頂きたいと思います。

必要に応じて、刃物と砥石と研ぎを学ぶ場を、ご用意する事が出来ます。

さて・・・。

以前から掲示をしています、日本刀の販売ページに、販売品の掲示があります。

現在、最安値での最終販売となっており、お得なサービスもおつけしています。

2月14日(火)で、ひとまず販売から取り下げますので、ご興味のある方は、お早めにご連絡ください。

新作刀としましては、今後の入荷はありませんので、最後の一振りになります。

また、彫刻入りの日本刀は、海外での高額取引をされている関係で、国内の価格が安い事もあり、販売品の海外流出が多くあり、国内に健全な状態で残っている数は、かなり少ないとされていますので、特に刀身の出来が良く、派手な彫刻入りとなると、現状では貴重な一品と言えます。

ご利用をお待ちしております。

2023年2月12日 (日)

全然大丈夫みたいで安心しました

過去に導入後、簡単なテストだけして、ずっと使っていなかった、あるモノを、少しテストで使ってみました。

しばらく使っていなかったですし、実は導入当時も、何となくで導入しただけで、特に使う機会が無く、ほぼ触らなかったものなので、どうなのか気にはなっていたのですが、いくつか試したところ、問題なく使えるようです。

まだ煮詰めないといけない部分はありますが、最上級を望まないのであれば、現状でも全然いけそうです。

この手の作業は、実はムラが結構出るので、下地の精度とセンスが問われます。

他の作業で、イメージ的には似た作業があるのですが、わずかなズレが大きなばらつきに見えてしまうので、慣れるのに結構苦労しました。

専門業で毎日やっている方達なら、仕事の一部として、何でもない作業かもしれませんが、年間に触る本数が全然違う中で、同等にやるというのは、かなり至難の業になるでしょう。

これに対し、現代的作業で似たやり方もあり、そちらの方が、断然楽で早いですから、この作業にこだわる意味はあるのか???と、疑問に思ってしまう部分もありますが、その方が良いとする方も、それなりに多くいらっしゃると思いますし、正しい方向性としてみると、これは一つの決まった形に収まる訳ですから、良い形として考えようと思います。

私個人としては、そこまでこだわっていない範囲ですが、必要な場面は、今後出て来る可能性もあるかな?と考え、上級作業の依頼がある時は、これでいこうと思います。

あとは、荒さの問題と、作業の段取りとして、その下地をどうするのかが、結構重要になってきます。

特に荒さに関しては、何通りか用意をしても、面白いと思っているので、使えそうな範囲を探していきます。

正直、ここまで手間がかかるのであれば、この仕上げにこだわらなくても、鏡面をやってもほとんど変わらない気がしますから、何かもっと簡単にやる方法が、あるのかもしれません。

そこを研究するのは、今ではないので、とりあえず一つの作業としての結果としては、上々ではあるでしょう。

総合的に幅広く、そして深くという意味では、面白くなりますし、この作業だけで見ても、仕事として受ける事も出来ますし、大きな強みとして、考えて行かれるのかもしれません。

何の話か書いていないので、分からないかもしれませんが、いずれお披露目はすると思いますので、それまでお待ちください。

さて・・・。

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2023年2月11日 (土)

レベルの高い研ぎをご提供しています

当店で行っているプロ向けの内容となる「和包丁の研磨」は、ただ削って研ぐというだけではなく、性能を引き出す事と、当方で研磨後に、お客様がまともに研ぎを行える状態にする意味もあります。

和包丁の販売は、一部を除いて、機械加工で研磨されており、そのままでは使えない状態です。

まず、初期段階の研ぎとして、その機械加工の研磨でのズレであったり、刃が出ない問題などを、当店では解決をしています。

新品に大きな手を入れるのは、どうかと思う場面もありますが、状態とご要望によっては、いきなり全面削り直しを行う事もあるくらいです。

加工には、いくつかの機材を使用し、それに多くの部材を付けかえて、出来る限りの加工を行いますが、個人店でそれが出来るのは、かなり異例とも言われます。

特に重要視すべきところは、歪取りと、裏の調整です。

歪取りは、刃物加工で一番重要とも言える技術で、それが出来ないと、そもそも包丁の加工はまともに出来ません。

そして、和包丁の裏は、基準作りでもあり、刃を安定供給する部位でもあるので、そこのこだわりは捨てられません。

表面の研ぎは、その先、手で研いで使っていく訳ですから、当然手研ぎで仕上げます。

その先の磨きも、当方では手磨きになり、荒目~細かく光沢のある見た目まで、ご選択を頂けます。

当店では、刃物は実用品である事を主な考えとして、その刃物の使い勝手を上げ、ストレスを無くす事を目的としています。

そういった研ぎは、性能を気にされるプロの方々から、高い評価を頂いております。

なお、こういった加工技術は、大手有名メーカーさんにもご提供していますので、そのレベルはお墨付きと言えるでしょう。

当店オリジナルの加工技術は、まだまだ沢山あります。

中途半端な所に、中途半端な作業を依頼しても、直すどころか悪化したり、状況が改善されず、綺麗になって戻って来るだけだったりで、意味がない作業となってしまう事も多いので、確実なところに確実な内容で、ご依頼頂く事をおすすめ致します。

私自身、過去に調理経験者として、包丁屋や砥石やなど、色々なお店を利用しましたから、安く簡単な考えで、何かを解決しようと思っても、全くレベルが伴わない事は、十分に理解してきましたから、当方ではそうならないようにと、まともな勉強と研究をしてきました。

ここ数年で特に、細かい範囲まで違いを出せるようになりました。

プロだけではなく、一般のお客様の中でもこだわりが強い方や、包丁を扱う業者さんなど、幅広く堂々と、ご依頼をお受け出来ます。

先日、研磨の内容に関して、分かりやすいようにオプションを整理しつつ、更に「最上磨き」を追加致しました。

本来あるべき性能を引き出す、当店の自慢の和包丁の研ぎを、是非ご利用くださいませ。

全体の整形や、面の研ぎ、手磨きなど、全体的なレベルUPがされていますので、以前にご利用頂いた事がある方も、その違いをご堪能ください。

さて・・・。

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2023年2月10日 (金)

どのくらい研ぎますか???

刃物の研ぎで、刃付けという一部だけを考えた場合に、研ぎをどのくらい行うか、悩む方が多いようです。

軽く研いで刃が出れば刃付けは十分というお話と、研ぎ込まないと仕上げに使った砥石の目にならないというお話と、大きく分けて二通りで言われているからです。

ここでいくつか考えなければならない事がありますが、それは刃がどう変化するかという部分です。

研ぎが少なければ、刃先は薄さを残したままですし、研ぎ込めば、刃先は厚みが増します。

最終の仕上げ砥石だけ、研ぎ込んだ場合でも、少なからず影響は出るでしょう。

その為、まずは刃先をどう生かしたいのかでも、ある程度の結論は出てしまうと言えるかもしれません。

話を戻しますが、軽い研ぎで刃付けが終わる場合、砥石の研磨力と、刃物の硬度の関係が、砥石の方が強い場合、荒さにもよりますが、最小限度で終わります。

それに対し、刃物が硬く、砥石が乗りにくい物の場合、軽くと言っても最低限度に到達するまで、かなり研がないといけなくなるでしょう。

軽い研ぎから生まれた刃は、余程の慣れた技術と、研ぎを理解をしている方でなければ、かなりの確率で研ぎの不足部分が出るとは思います。

次に、研ぎ込む場合ですが、どの段階から研ぎ込みを行うかで、結果も変わります。

中研ぎから研ぎ込むと、下地は綺麗になりますが、研ぎ量が増えてしまい、仕上げの段階での刃先は、だいぶ分厚くなってしまいます。

逆に、最終仕上げだけ、研ぎ込みを行っても、下地が出来ていないと、刃がまともに出てこない場合や、仕上がらない事もありますから、それが研ぎ込みと言って良いのかはわかりません。

簡単にだけご説明をしましたが、これらを総合して考え、どれが良いと感じましたか?

正直な所、条件や好みなど、細かい話をもっと含めないと、答えには近づかないと思いますが、イメージは出来たかと思います。

私の経験から言うと、そこそこは研ぎ込んだ方が、良い刃にはなりやすいと思います。

この経験というのは、研ぎの仕事の中の事も多く含まれますので、他の方が加工をしたものや、研ぎを行ったものに対し、私の精度の高い研ぎを合わせた場合に、合わない事がほとんどですから、余計とそう感じるのはあるかもしれません。

一般的な範囲で考えると、素人でもプロでも、同じ人が同じ条件下で、確実に研ぎを行える場合には、軽い研ぎで十分な事もあると思いますが、そういう方の方が、明らかに少ないですから、そう考えると、わずかな研ぎで大丈夫ですよ!とは、気軽には言えません。

毎回安定して・・・というのが、とても難しい分野ですから、私達のような専門家は、如何に良い状況を毎回ご提供出来るかが、焦点になると思っています。

今お使いの刃物の状態が、どのくらいなのかや、不備を感じる部分があれば、まともな研ぎが行える所に、確認と作業をお願いしてみてください。

ちなみに、まともな研ぎが出来る場所は、相当少ないのが実情なので、依頼先はしっかりと選んでください。

お客様からのお話も含め、色々な状況を見て来ましたが、有名だからといって、良い技術と言える訳ではない事は、明確に答えが出ています。

さて・・・。

以前から掲示をしています、日本刀の販売ページに、販売品の掲示があります。

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また、彫刻入りの日本刀は、海外での高額取引をされている関係で、国内の価格が安い事もあり、販売品の海外流出が多くあり、国内に健全な状態で残っている数は、かなり少ないとされていますので、特に刀身の出来が良く、派手な彫刻入りとなると、現状では貴重な一品と言えます。

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中華包丁は残り一丁です!!!

以前から特別枠での販売を続けてきました、子の日の「NENOX 中華包丁」ですが、まだ残り一丁あります。

ほぼステンレス鋼でラインナップされていたので、鋼品はかなりのレアだったようです。

作りも当時の上級品らしい作りで、もうこれだけの状態のものは、手に入らないと思います。

ご購入をご希望の方は、お早めにご連絡ください。

 

大雪の可能性

昨日書き忘れましたが、先ほど見たところ、今日の6時~23時くらいの間は、雪の予報となっており、1時間ごとに0.5~4mmの予報が出ています。

書いている現時点で、もうすぐ雪が降り始めますと、天気速報に出ているので、今回は本当に降る事になりそうです。

4mmの雪は、例年でみても結構多い予想範囲になります。

また、最低気温はさほど低くないですが、予想最高気温がかなり低い事もあり、雨が降る状況だと、そのまま雪になる可能性もあるようですから、一日中で振り続ける可能性も十分にあるので、それなりに積もると考えておいた方が良いかもしれません。

昨日の夕方に、スーパーに買い物に行きましたが、いつもよりお客さんが多くいて、今日の雪や翌日などへの残り雪を考え、買い出しに来ていたと思われます。

今のところは、開店の見込みですが、駐車場に明らかな積雪がある場合、危険防止の為、営業を終了となる可能性はあります。

こちらのブログとHPに、情報を直ぐ掲示しますので、ご確認の上で、ご来店なさってください。

 

2023年2月 9日 (木)

本当に最高峰と言えるのか???

包丁の世界では、一枚鋼のものや、合わせ刃など、製造方法の違いがあります。

それ以外にも、仕上げ方が何種類もあり、ヘアライン、磨き、木砥、鏡面、など、その他細かい範囲も含めると、もっと大きく分けて数が存在します。

その中で、良く言われるのが、鏡面仕上げです。

この鏡面は、本当の意味での「鏡面」と、「鏡面っぽい」の2種に分けられます。

多くの場合、鏡面っぽいもので、傷目は残っているが、磨き度が高い状態で、これは正式に言うと、鏡面には属さないのですが、業界では鏡面と呼んでいる状態です。

近年では、本当の意味での鏡面も、ある程度は増え、その鏡面具合の出来から、価値を高く見る方も多くいらっしゃるのですが・・・。

加工だけではなく、使用する立場でもあった私からすると、鏡面は実は良くない部分も多いです。

まず第一に、鏡面は僅かな傷でも目立つようになりますし、使って洗うだけでも、段々と傷だらけになっていきます。

つまり、鏡面の維持は、一般では難しい状態です。

金属磨きを使うにしても、一般的に販売されている範囲のものだと、鏡面に対しての使用では、一般の磨き剤では、むしろ傷が多くつきますので、磨かない方が良いのですが、意識して使っていても、汚れや傷が段々と目立つようになるので、そうなった場合、業者さんにお願いをする必要があります。

しかも、その傷取りは、色々な方向から当てて磨く必要もあるので、柄が付いた状態では、100%の状態に戻す事は困難です。

次の問題は、加工による精度落ちの問題です。

磨きを多くすると、精度が上がるように考える方も多いのですが、それが間違いで、磨けば磨くほど、実際の精度は落ちて行きます。

表面だけで見ると、綺麗になるので、精度が上がったように感じるのだと思いますが、全体的に構成を考えると、本来あるべき形は崩れ、磨きにより全体がだらけた状態になります。

更に、磨きの上手い下手もあるので、部分的に必要だからと多く磨かれていると、そこだけ深く磨かれ、わずかに思われる磨きの世界でも、実は結構な割合で、多くの型崩れも出るので、後にその崩れが研ぎのズレや崩れにも影響を及ぼします。

まだありますが、鏡面の包丁は、光の反射により、まぶしく感じたりもします。

特に刃や食材を直視しながら作業をする場面では、光の向きによって、目がやられる事もあります。

最後ですが、食材が貼り付きやすく、指が滑りやすいなどの問題もあります。

食材が貼り付くのは、包丁表面が鏡面になる事で、空気を含めたり、滑らせる事が出来なくなり、貼り付いてしまうからです。

それと、指が滑りやすくなるのは、磨かれていればツルツルになるので、当然と言えば当然の事です。

これらのように、鏡面を避ける方のご意見は、多く存在しています。

カウンター仕事で、鏡面の包丁を使うと、お客様に眩しい光を与え、不快に感じさせる可能性もあります。

ぱっと見は、お客様も綺麗な包丁!、高そう!、切れそう!、美味しい料理が出て来そう!、と思うかもしれませんが、実際はどうなのか、不安に考える方も多いと聞いています。

私個人の意見としては、包丁の場合、ヘアラインや荒磨きや木砥仕上げが、結構おすすめだったりします。

この辺りは、見た目が落ち着いており、使用時の滑りもありませんし、傷も気にならないので、安心な部分が多いと思います。

汚れは鏡面よりつきやすいと言われていますが、使って綺麗に洗えば、基本的に大きな汚れが付着する事は、まず無いと思います。

そして、もし汚れが気になりだしたら、早い段階であれば、現代の便利品である「水スポンジ(メラミンスポンジ、激落ちくん、など)」があれば、包丁表面に傷を付けずに、綺麗に仕上げる事が可能です。

このお話は、もちろん好みもありますので、否定する訳ではありませんが、業界で言われる最高峰が、本当にそうなのか、実用の場面では疑問点も多いので、一つのお話として書かせて頂きました。

それでも鏡面がいいんだよ!とおっしゃる方が、もちろんいらっしゃるのは承知の上ですので、そういう方は、鏡面の包丁を是非ご購入ください。

なお、当店でも、加工修理の依頼で、実は全面に対して、鏡面仕上げは可能です。

ただ、先ほども記載しましたが、柄が付いている状態では、加工が出来ませんので、柄の交換が100%条件になります。

柄の交換も、現代では決して安くはありませんし、修理と鏡面の加工も合わせると、安めの包丁が一本購入出来る金額になるので、正直おすすめはしません。

それであれば、日頃のメンテナンスに、数年かけてその金額を使って頂いた方が、包丁の形と性能の維持や、研ぎやすさを確保していかれると思います。

包丁は、購入から使用完了まで、加工修理の業者に、一回も出さずに済む事は、ほぼありません。

もちろん、研いで使えば形状が変わりますから、色々な条件は変わっていきますので、それを気にしない方あれば、問題はありませんが、性能維持を考えた場合や、ご自身での研ぎでのズレの調整なども、プロが行う必要性があるので、その辺りは、多くの方が利用されていますし、むしろ定期的に状況の確認と、調整の為にも、当方のような加工が得意な所に、お出し頂く事をおすすめしています。

ちなみに、柄を外して、柄の交換を条件とすれば、鏡面仕上げだけではなく、木砥仕上げも当方で可能です。

こんな小さな規模で・・・と思われる事も多いのですが、実は結構な範囲で、色々な加工が可能な設備を持っています。

ですので、業者さんからの依頼も、当方ではお受け出来るのです。

ただ削る機械が一台あって、研ぎがちょっと上手い程度では、プロや業者の方々を、満足させられる仕事は出来ませんので・・・。

これでも満足はしておらず、まだ加工で得意とは言えない範囲も多いですから、その辺りの機材さえ手に入ればな・・・と、思う事は多々あります。

私の場合、興味を持つ大体の事は、条件さえ揃えば、意外と何でも出来るような、器用なタイプですから、こういった加工方面には、向いていると言われています。

一般のお客様、プロのお客様、業者さんまで、全て対応しているというのも、珍しいとは言われますが、幅広くお付き合いをもって、色々な事を学ばせて頂いているので、各方面に対し、それぞれの良いご提案が出来ます。

今回は、包丁のお話だけで書きましたが、それ以外の範囲でも、同じように対応可能な範囲が多くありますので、ただ幅を広げて、色々な刃物を扱っている訳ではなく、ちゃんと深くやっている事も、是非知って頂きたいです。

がんばって学んだり、研究開発をした技術は、生かす場面が無ければ、そこに意味はありませんので、多くの方のご利用を頂ければ、その努力も報われます。

 

2023年2月 8日 (水)

現在納期が短いです。

一般刃物の研磨は、だいぶ空いていますので、納期は2週間くらいとなっており、ここ1年で一番短いです。

刃物の種類や、作業内容によっては、1週間での納品も、十分可能となっていますので、お急ぎの方も是非ご利用ください。

なお、ご家庭用の包丁に関しましては、作業内容を変更し、一定額でのおまかせ研ぎとなりました。

とはいっても、同額で研磨している所より、相当濃い内容ではありますので、決して手抜きという訳ではありませんし、通常使用範囲では、十分にご満足は頂けると思います。

さて・・・。

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2023年2月 7日 (火)

無事に納品

日本刀の「おまかせ研磨」は、現在ご注文分の納品を完了しました。

また、居合抜刀用面精度研磨とは、別の流れで作業をしており、今後のご注文の一振り目は、1~2カ月以内の、最短納期での作業となります。

実用品としての必要能力は持たせたまま、作業を簡易化する事で価格を抑えていますが、安全対策となる「拵の修理」と、刀身の歪取りや簡易修正研磨を含み、簡易磨きにて仕上げていますので、通常使用におすすめです。

居合抜刀用面精度研磨(通常の磨き)は、実用品としての日本刀研磨の範囲では、精度を高めた特殊な研磨を行う技術を用いて、振りや斬りでの素直さや、扱いやすさ、使用に関する負担の軽減など、色々なバランスをとっています。

更に、居合抜刀用面精度研磨(斬れ味重視)の場合、そこから更に精度を上げつつ、斬る為の設定を大幅に変え、上級者の方が求められる性能を、より発揮しやすく設定をしています。

いずれも、当店オリジナルの、実用の為に開発された、日本刀研磨となっており、年々改良を加えてきて、かなりの進化をしておりますので、初めての方も、過去にご利用になられた方も、継続してご利用頂いている方も、是非ご利用ください。

特に、以前にご利用になられた経験のある方は、斬れ方の違いを感じられると思います。

日本刀研磨の実用研磨は、勉強と研究を重ねて開発をした、当店の売りの技術の一つでもありますので、ご利用を頂きまして、居合抜刀試斬で安全により良く活躍をされます事を、願っての技術になります。

上手く斬れない原因がどこにあるのか、刀身と研磨と拵の範囲では、解決の道が見つかると思います。

詳しくは、日本刀研磨のページと、拵修理のページをご覧ください。

さて・・・。

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2023年2月 6日 (月)

研磨の構成について

ある包丁の研ぎで、刃が完璧と言えるレベルについているのに、どうしても気持ちよく切れる刃にならないと、先日お客様からご質問を頂きました。

色々と確認をしたところ、ルーペで刃を覗き、欠けが無い事が確認されたという事で、研ぎが下手な訳でな無いという考えとの事でした。

ではなぜ、それが気持ち良く切れる刃にならなかったのか?です。

答えは簡単で、それはただの刃付けであって、意味のある刃では無かった為です。

何度もこちらのブログに書いてきましたが、刃を付ける事は、最終段階の話であり、それが影響を及ぼす事は、わずかな範囲です。

もちろん、刃付けが十分に行われていないと、切れ味が明確に出ないのは事実ですが、それより前の段階として、刃物の形状による影響が大きいですから、その辺りに問題があると考えられます。

特に、刃先だけをずっと研ぎ続けている場合、面の厚みが分厚くなっていき、食材の割れが起こります。

そうなると、刃はすんなりと入らなくなり、食材を押し開く力の方が強くなり、刃物というよりも、斧のような状態になります。

つまり、刃先にこだわるのは、面の構成が完成してからの事で、それが不足している場合には、いつまでも解決できないと考えられます。

この面の形の問題であったり、総合定期な形状の事は、一般的にある刃物の中でも、かなりの割合で、不足している場合が多いです。

これは、長年色々な刃物を見てきて、実際の体験も含め、感じている部分ですが、ただその形になっているだけの刃物が多いという事です。

そこまで全て理解をして、製造をされているパターンは少なく、それっぽいところで止まっていたり、使う側の場面想定が出来ていない事が多いのですが、それはその刃物を使えない人が製造しているからです。

そして、その形状や原理の理解も必要ですし、加工技術も必要になりますが、そういった条件が整う場面が、少ないというのが現実なのだと思います。

当店をご利用頂くお客様には、色々と細かい部分での実用のご説明を頂き、それに合わせて研磨を行います。

一つのパターンで、これでいいでしょ?というような、流れ作業的な作業は行いませんので、用途や現状の不満点を回避出来る内容を、出来る限りご提案しています。

なかなか一本の刃物や、一人のお客様に対し、色々な事を盛り込むのは難しいですし、細かい話になると、加工者の出来る出来ないも出て来るので、受けて貰える所はかなり少ないはずですが、当方ではそういった加工は、むしろ得意としていますので、ご相談頂ければと思います。

実用品としての満足度は、かなり高くなると思います。

さて・・・。

以前から掲示をしています、日本刀の販売ページに、販売品の掲示があります。

2月14日(火)で、ひとまず販売から取り下げますので、ご興味のある方は、お早めにご連絡ください。

この手の日本刀に関しましては、今後の入荷予定はありませんので、最後の一振りになります。

ご利用をお待ちしております。

2023年2月 5日 (日)

プロジェクト始動

簡単にだけ以前に書いた事がある、商品になれなかったものを、商品化する事を、ついにスタートします。

まだ個数や形状は、ばらばらではありますが、刃物としての性能は問題が無い物は、サイズや加工ミスなどの影響で、製品基準に合わず、商品から外されてしまう事があります。

長さ、幅、厚み、形状、など、それらが基準外の場合、製品となれないので、弾かれるのですが、それを再度加工しなおし、規格外として販売をするのは、メーカーや鍛冶屋の製品が売りにくくなる為、廃棄される事がほとんどです。

そういったものは、再度、金属の鋼材として加工をし、刃物にする事は出来ないので、ただの鉄くずになってしまいます。

しかし、それに対し、製作と同じような加工を加え、規格外の品として堂々と売れば、それは立派な製品になります。

その辺りを、当方で行おうというのが、この「規格外品の製品化プロジェクト」です。

当方で得意な加工は、包丁関連ですので、和包丁や洋包丁などの範囲で考え、もし、このやり方に関して、賛同をして頂けるメーカーさんや鍛冶屋さんがいらっしゃれば、供給をお願いしたいと思います。

入荷先をお客様にお伝えする事はありませんので、メーカーさんや鍛冶屋さんの商品には、なんら影響を及ぼしません。

こちらでは、熱処理は出来ませんので、熱処理まで完了した材で、性質には問題はないが、ただ規格外になっているという事が、簡単な条件になります。

物を大切にするという事を、やりたくても出来ない方達の為に、個人で自由が利く私が、それを現実化できればと思ったのが、数年前の事です。

たまたまそういった材を、ご提供頂く事があり、好きに使ってくださいと言われ、こういうものが製品化できれば、欲しいと思う方はいらっしゃると考えました。

どこかのメーカー品や鍛冶屋の製品であっても、当方で加工を行ったものは、当方オリジナルとしての販売となり、正規流通の製品と比較しても、安くご提供できます。

中途半端な状態の悪い中古の包丁が、有名なメーカーや銘のものだというだけで、かなり高額で売られている例が多くあります。

しかし、見て分かる側からすると、正直そこまでの価値を感じない物ばかりで、そこまで出すなら、購入後に加工修理に高い金額がかかる、そのような中古品より、新品を買うよ!とおっしゃるお客様が多くいらっしゃるのも現実です。

中古=安いというだけではなく、状況を見て判断出来る人が買えば安い場合があるというだけで、値段だけ見ると、後で痛い思いをします。

そうならないよう、加工済みの製品として、直ぐに使える状態までもっていってから販売を行いますし、色々と特典も付けようと思います。

いずれ商品化可能なものが完成したら、順次で掲載をしていきますので、是非ご利用頂ければと思います。

 

2023年2月 4日 (土)

無料で直りました

先日書いた、空気清浄機が2年でエラーが出た件ですが、無事に解決しました。

結論から言うと、イオンユニット交換後のエラーでしたが、現在販売されているユニットが、同品番の製品でも、改良されている事があり、それに対しての対応が出来なかった事で、エラーが出たようです。

そして、その対策のために、特殊なユニットをさしてコマンドを入れ、アップデートされた事で、エラーが出なくなりました。

ちなみに、保証内でも出張費は必ずかかるというお話でしたが、結局、機械の設定的な問題によるものなので、全て無料で対応をしてくれました。

これで安心してまた使えます。

出来る限り、物は長く使いたいと考えていますので、格安品を除き、修理依頼して使うようにしていますが、修理費用が新品購入に近い修理も、結構存在していますので、直した方が安いか、買い直した方が安いか、悩む事があります。

出張費だけでも、結構な金額になる事が多いので、その辺りは確認が必要だと思います。

 

2023年2月 3日 (金)

日本刀のおまかせ研磨の納期

日本刀の「おまかせ研磨」は、居合抜刀用面精度研磨とは、別の流れで作業を行っています。

現在、最後の一振りの作業中で、それが数日内に終わる為、ご注文を頂きましてから、1~2カ月で納期と、最短の納期になります。

早い納品をご希望の方や、何振りかお持ちで、予備として使っている日本刀の場合、おまかせ研磨が納期と金額の面で、おすすめとなっています。

メインでご使用の日本刀は、居合抜刀用面精度研磨(通常の磨き)が、特別な研ぎとしておすすめです。

なお、居合抜刀用面精度研磨(斬れ味重視)は、上級者向けとして更に精密で、斬れ味への性能特化となりますので、大会で上位を狙う方に、ご利用を頂いております。

いずれも、当方のオリジナルの研ぎとなり、日本刀研磨としては、実用研磨とはっきりと言える内容になっています。

詳しくは、日本刀研磨のページと、拵修理のページをご覧ください。

 

2023年2月 2日 (木)

売り切り価格での最後の掲示になります

以前から掲示をしています、日本刀の販売ページを先日更新致しました。

以前にお伝えをしておりますが、長期的な販売は、当初から予定していませんでしたので、最終的な売り切りの価格として、2月14日(火)までの特別価格をご提示致しました。

この期間中に購入者様が現れなかった場合、掲示を行うとしても、販売の価格表示等は行わず、参考品としての掲示に切り替えます。

ご購入をご希望の方や、お知り合い等でご興味があるという方は、まずはお早めにお問い合わせください。

メールはこちらからお願い致します。

 

2023年2月 1日 (水)

面白い商品を思いついた

自力で作れなくはないけど、あったら結構売れるだろうな・・・と思う商品を、ふと思いつきました。

ノウハウを持っている所なら、作る事は難しくないはずなので、これを現実化して作ってくれるところがあれば、製品化までつなげられればと思います。

とりあえず、可能性のあるところに、声をかけてみようかなと、本気で思っています。

 

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