刃物が刃物である為に
そこにある刃物は、刃物としてしっかり存在していますか?
本当の意味で、刃物として成り立っていますか?
最高の状態では無いにしても、ストレスなくまともに使えていますか?
これはとても大きな問題で、刃物が刃物ではなくなっている方が、かなり多くいらっしゃるはずです。
では、どうやってそれを刃物として使っているのか・・・。
答えは簡単ですが、無理に刃物のふりをして使っているだけです。
刃物と砥石が過去からずっと使われて来て、生活や仕事と共に歩んできた文化ですが、その文化は部分的に崩壊しつつあります。
その理由は、いくつかありますが、何があろうと、末端のお客様が、まともな包丁を持たなくなったり、研ぎを行わなくなった事にあります。
また、仕事で使う人も、その業界では必要な道具なのに、まともに管理をしなくなっており、刃物が生きなくなっているのもあります。
私が思う刃物の世界には、提供する側と、提供される側があり、提供する側にも問題は多くありますが、提供される側にも大きな問題があると思っています。
では、その世界もう必要ないのか?と考えると、そんな事は無く、本当に必要としており、苦労されている方は、非常に多いと感じています。
しかし、どこで刃物を買って、どこで砥石を買って、自分で研ぐのか、研いでもらうのか、使い方はどうなのか、それが分からない方が多いのです。
理解して、実際に使ってみる事で、何事も先が見えて来る事が多いので、是非興味を持っていただきたいと思います。
100件の刃物屋や研ぎ屋があったとして、安心して購入出来たり、作業を任せられるのは、僅か数件です。
これは過去からお話をしていますが、世の中のレベルは、そんな程度です。
そこまで求めていない人が増えたのではなく、判断基準がないので、どこを選んで良いのかすら、そもそも分からなくなっている事も多いです。
中身のない謳い文句や、知られた知名度に、どうしても騙される方が多く、実際のところは・・・?を、疑問に持たないのも問題です。
本当の意味で、苦労をして、良いものを提供されている方達は、本当に僅かでしかありません。
本当に使える刃物や砥石は、どんな製品なのかや、どういう研ぎが、刃物が生きる、刃物が刃物である為の研ぎになるのか、学べる所は本当に少ないですから、色々と利用をして、厳選してみてください。
もしあなたに知識や技術が無くても、感が鋭くあれば、ここだと思うポイントが、どこかに隠れていると思いますので、それを是非探してみてください。
私は昔、残念な事に、絶対的なそれを見つかられなかったので、自分で始める事にしました。
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