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2023年3月13日 (月)

稀に劣化

車のタイヤを、スタッドレスから夏タイヤに交換しましたが、一か所だけ、ナットの動きが少し渋くなっていました。

ナットを入れる時は、ある程度まで手で回し入れてから、確実にネジが合っている事を確かめ、インパクトレンチを使って入れますが、外す時は締まった状態からでスタートし、インパクトが掛かる範囲を越えたら、スピードを落として回します。

このやり方は、最低限度の必要条件をクリアーした、通常範囲の作業方法ではあると思います。

ちなみに、最終的な締め込み時は、トルクレンチを使って、車種ごとの規定値で、しっかりと正確なトルクで締め付けを行っています。

何が原因かは分かりませんが、稀に途中で止まってしまうような事もあり、そのまま気持ち強めに回せば入りますが、インパクトで引っかかる感じは、気分の良いものではありません。

大抵の場合は、削れてしまった金属ゴミの確認だけして、そのまま回しても問題は無いようですが、最悪の場合、悪化して入らなくなる可能性もあるので、出来れば早めに対策をしたいですよね。

その場合、ネジ切りのタップとダイスを使えば、オスとメスを綺麗なネジに戻す事が出来ます!

何度も使っていると、どうしても劣化する事はあるようなので、それは仕方ないですし、消耗品と考えても良いのですが、ネジ部を交換で付け直しするのは、部品代と作業代で、結構費用も掛かりますし、ディーラーなどに預けての作業になるので、色々と大変です。

メーカーや車種などで、ネジのサイズやピッチが決まっていますので、それに合わせたタップとダイスを用意しておけば、悪化していない限り、オスメスを綺麗にして、確実に使える状態に戻せますので、持っていても損は無いと思います。

なお、サイズだけではなく、ピッチを間違えると、ネジ部を潰してしまう事になり、新しく違う形の溝を作ってしまう事にもなるので、必ずサイズの確認をしてから、ネジ切り用(タップやダイス用)で使う為のスプレーなども併用し、優しく使いましょう。

強く回さないと直らないような状態は、相当悪い状況だと思いますし、そこまで悪化するのはまず無いと思いますので、そういった場合には、無理をせずに、ディーラーなどで早めに付け替えを行ってもらいましょう。

 

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