家でまあまあ長く使っているドラム式洗濯機乾燥機で、乾燥が出来なくなりました。
厳密に言うと、乾燥出来なくなっていました。
この洗濯機は、何年前だったか忘れましたが、以前使用していた物が、保証期間中に原因不明の不具合になった時に、メーカーが代替え品として、当時の現行モデルの同等レベルのものに、交換をしてくれたものです。
それ以降、問題なく使えていましたが、少し前から、乾燥に時間がかかるようになったり、明らかに乾燥失敗になる事もありました。
最初は脱水が上手く回らない事で、乾燥に負担がかかったのかと思っていましたが、最終的には、全く乾燥しないという状況になり、これは違うだろうという事で、乾燥構造の問題であると判断をしました。
乾燥ヒーターが起動している際に、ヒーター温度を表示に出す為のコマンドがあり、それで確認をしたところ、ヒーターは問題なく温度が上がるようでした。
ただ、乾燥ゴミが溜まる部位で、カバーを外してみると、本来はそれなりに高い温度となっている風が通りますが、冷たいかわずかにぬるい温度の風しか届いて来ません。
という訳で、とりあえず、出来る限りの掃除をしてみる事にしました。
以前の機種から、同形状のまま、仕様が変更されており、その前の機種での修理を、メーカーに依頼した際に、特別な掃除のやり方を教わっていました。
もちろん、通常はこういう事は教えて貰えませんが、私が機械いじりに詳しい事や、段取りを見せて頂いていた事から、私が分解可能と判断して下さったようで、特別に教えて頂いた方法です。
ちゃんと理解をして行えば、分解して危ない様な箇所はなく、ビスも10本以下ですから、段取りだけ覚えて、確実に戻せば問題は無いような話ですが、当たり前の話として、通常は触るのはダメだと言われますので、やらない方が良いです。
そして、実際に分解して、乾燥除湿を行う構造を見てみると、通気部分にゴミがかなり溜まっていました。
この部位は、掃除機に特殊ノズルを付けて、掃除を行うとされている部位ですが、丁度吸えない場所に沢山くっついており、ここで通気の邪魔をしつつ、水気をむしろ多く蓄えてしまって、いつまでも乾燥しなかったようです。
乾燥ゴミを受ける部位に、熱気が届いてこなかったのは、これが理由です。
それを綺麗に取り除いて、他の部位も出来る限りのゴミをとってから、ドラム式洗濯乾燥機では、当たり前に定期的なメンテナンス項目となっている、メーカー純正系の槽洗浄専用の薬剤を注文。
後日、専用の薬剤が届いて、長時間の槽洗浄モードで洗浄をし、薬品臭が残っているので、問題にならないタオルを10枚ほど入れて、洗濯乾燥をスタート。
終了後は、どこにあったのか分からない繊維ゴミが、脱色した状態でそこそこ出て来ました。
そして、乾燥の結果としては、問題なく、洗濯乾燥が可能になりました。
この槽洗浄専用の薬剤を使った洗浄は、定期的に行っていましたので、もしかしたら、槽洗浄の問題では無かった可能性はありますので、分解清掃の効果が大きかった可能性がありますが、少なくとも、繊維ゴミはそれなりに出てきたので、そちらも有効であったとは言えるでしょう。
もし壊れて買い直しだったことを考えると、かなり怖いですが、無事に使用出来るようになり、本当に助かりました。
今はネットに色々な情報が出ており、この手の清掃についても、探せば出て来るかもしれませんが、あくまでも自己責任になります。
洗濯乾燥機は、最悪の場合、水漏れやショートして漏電にも繋がる可能性がありますので、不慣れな方は絶対に行わないでください。