研磨や研ぎは簡単ではありません!
プロですから簡単に・・・とか、一瞬で・・・みたいに、適当な事を言うような業者も多くいます。
それらの影響を受けるのは、他の業者や職人です。
その内容を読み解いていくと、実際は一瞬で終わるはずもなく、終わった物はとんでもなく酷い状態で、私からしてみると、まあこのレベルなら確かに一瞬で終わるよな・・・と、笑ってしまうような程度の話です。
以前にも記載をしましたが、機械を使えば何でも早い訳ではありません。
そのまま仕上げるのであれば、確かに早い場合もありますが、当方のように、その先で大きな手作業を行う事がメインの場合、機械の何倍も何十倍も時間のかかる作業が待っている訳で、機械作業を含む場合でも、あくまでも下作業でしかありませんから、そこから手での合わせや調整も含み、まだまだ加工は前半の半分も行けば良い方です。
そして、機械を使うと必ずズレが出ますから、それを調整していく為に、手作業での時間を多く使います。
完璧と言えるような機械があったとしても、刃物は熱処理された鋼であり、加工で動きが必ず出るので、それを調整するには、手で研ぎながらの調整になります。
特別レベルの高い機械を使い、完全に固定して、完璧な動きで加工を行えたとして、なぜそれが業界に導入されないのか?
また、それっぽいものが導入されていても、それが高く評価されないのか?
その辺りを考えて頂ければ、答えは見えて来るかと思います。
まともな仕事をと思うと、そんなに楽で簡単では無いからこそ、職人が必要な訳で、ただの作業員では出来ない仕事です。
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