信じて頂けて嬉しいです。
過去には、有名な職人や有名なメーカーの言葉は受け入れるが、それ以外の者からの話は受け入れないという方が多く、どんなに正しいと確証のあるお話をしても、まともに受け取ってもらえない事がありました。
これは正しい事を見定める判断基準が、有名であるという事だけに集中してしまっているのを、明確に物語っていると感じています。
ただこれは多分、過去からそうなのだと思いますから、特別驚く事では無いと思います。
しかし、以前記載した事がありますが、有名になった理由が、優れた技術や知識があったからではなく、商売上手だっただけな場合も多いですし、個人や団体的な職人で見ても、たまたまタイミングや他に比較される事無く、大きく伸びた場合もあったりします。
つまり、本質的な正しい見解や結果は、そこには無い場合も・・・。
そんな中、私はずっとHPやブログを通じて、技術や良し悪しに関して、説明や研究開発のお話をしてきましたが、やはり全体的に見ると、わずかな範囲でしかない方々しか、そのお話を信じて下さらない事もあって、非常に悲しい思いをした経験があります。
それが今年に入ってから急にだと感じていますが、私の発言と技術や知識を信じて、ご利用頂くケースが特に増えてきています。
これは長年変わらずに実用を!と言い続け、方向性を変えずに、世にも流されずにやってきた結果だと思います。
また、お客様の中には、わざわざ一生懸命に外で当方のご紹介を頂き、継続して仕事をして行かれるようにと、ご依頼を作ってくださる方もいらっしゃいますし、そういった方々には、本当に感謝の言葉しかありません。
特に近年の刃物への見解や技術論であったり、それに対する研磨や研ぎなどの技術に対して、大きく賞賛を頂く事も増えています。
今までご利用頂いていた所を批判する訳ではありませんが、大勢で多くの手と目があれば、それだけの結果が出る訳ではありません。
今でも職人の世界は、小さい規模のところの方が、特別な技術や信用を得ている所が多くあり、それらの力は幅広く利用されていますから、決して侮れないと思っています。
これだけ厳しい状況の現代で、この先どこまで生き残れるかは分かりませんが、私が技術に対して思う事は、昔から実用重視で変わりません。
実用が安く簡単だと思っている方達には、今一度、実用が一番結果を求められて、一番難しい仕事である事を、明確にお話しておきたいと思います。
磨いて誤魔化す事もせず、現実的な性能を発揮出来る技術をメインとして、当方では作業をお受けしています。
だからと言って、そこまで酷い見た目になるという訳ではなく、見た目を追い過ぎると性能を劣化させてしまう事を、私は十分に理解しているからこそ、出来たとしてもそこまでやらないというだけのお話です。
この先、まだまだ私には見据えた技術が色々とありますので、是非ご利用を頂く中で、更なる成長を見守って頂ければ幸いです。
信じてご利用を頂く事に、損をさせないだけの技術は、現状でも十分に保持をしているはずですが・・・。
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