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2023年9月21日 (木)

研ぎが辛い方へ・・・

近年、硬い刃物が増え、上手く研げれば良い結果になるけれど、簡単に研げなくて困っている・・・とおっしゃる方もいらっしゃいます。

そんな時、当店で販売を行っています、NSK工業の焼結ダイヤモンド砥石が、かなりおすすめです!

多くの#(メッシュ、番手の事)のラインナップがあり、必要な#にダイヤモンド砥石を導入する事により、研ぎの速度が何倍も変わります。

特に荒目の方面は、なかなか研ぎで辛い部分が多いと思いますから、荒砥~中砥を導入する事により、かなり楽になるでしょう。

一部ではありますが、サンプルや私が使用中のものもありますので、ご来店頂ければ、実際にお試し頂けます。

刃物の研ぎ部の構成がズレている場合、ちゃんとした検証は出来ない可能性が高いので、面直しをした砥石で正確に研がれた刃物を、出来ればお持ちください。

自信がない場合は、研磨のご依頼ついでに、砥石のご購入を頂く形の場合、予めお送り頂いて簡易的な研磨まで行っておきますので、その状態までやっておけば、研ぎのテストは十分出来るでしょう。

その場合、研磨は100%終わらせていないにしても、作業の途中までは一度行う事になりますし、その後は、再度削り直して仕上げまで進めてお渡しをしますので、2度手間にはなってしまいますが、折角の砥石の性能を、正しく理解して頂く意味では、こういった事も必要だと考えています。

刃物や砥石の検証は、過去から色々と行ってきていますが、条件が悪い物と条件が悪い物を組み合わせてのテストでは、何も結果が見えて来ません。

そう考えると、将来的な事も見据えて、刃物もまずが一度直しを行い、それと状態の良い砥石を組み合わせて、検証をして頂いた方が、違いは良く分かると思います。

正しい面となっている砥石に、正しくない面の刃物を当てると、一目瞭然となりますから、状況が悪い事が明確になってしまいますし、そうならない為の研ぎの事も、学んでおくと良いと思います。

研ぎ教室では無いので、細かい所まではご説明出来ませんし、お教えする事は出来ませんが、最低限度の範囲として、悪い部分は知る事が出来ますから、それは大きな進歩に繋がると思います。

 

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