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2023年9月15日 (金)

下地と仕上げをしっかり!

研ぎでしっかりと失敗の無い刃を形成したいと考えた場合、研ぎのどこの段階でも、適当は絶対にだめです。

例えば、下地だけ頑張る方や、仕上げだけ頑張る方が、良くいらっしゃいますが、それだどそれ以外の事が影響して、研ぎは成功しません。

研ぎは全ての段階が、良し悪しに影響すると思ってください。

特に、刃先だけではなく、面の研ぎから行う必要がある刃物の場合、段階的な研ぎがしっかりできていないと、仕上がりは決して良くなりません。

傷が面に残るのは、さほど影響しませんが、刃先に傷が残ると、それは荒傷が消える時まで、その部位の刃は荒れる事になります。

このくらいいいだろう・・・と思っていると、大きな問題に繋がる事もあります。

また、何をやってもちゃんとした刃が付かないと、おっしゃる方もいらっしゃいますが、その原因が何なのか、早い段階で専門家に見て貰ってください。

その刃物の鋼材、使っている砥石の種類や#、普段の研ぎ方、など、それらをちゃんと説明し、刃物を見て貰ったり、実際に研いで確認をしてもらえば、研げない理由が分かると思います。

いわゆる格安刃物の場合には、良い鋼材を使って、良い造りをされている訳ではないので、そこに期待をする事だけは、無駄だと思ってください。

 

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