改善と改悪
本当にその改善は、改善と呼べるのでしょうか???
何をもって改善と考えるかですが、私が思う改善は、幅広く良いと言って頂ける範囲を、如何に作り上げるかだと思っています。
改善という名の改悪が多く、それは単純なコスト削減であったり、改善をしたつもりになっているだけだったりする事も、決して多くはありませんので、前に戻してもらいたい・・・と思われる方も、結構いらっしゃるでしょう。
私も過去に、改善という形で、行き過ぎた加工をして、改悪になってしまった経験があり、その時の反省を生かして、今の研磨を形としてきています。
お客様に・・・と、良く軽々しく口にするケースがありますが、改善はそんな簡単な事ではありません。
結局、自分や企業としての思う形を、ただ改善としただけで、その改善という名の改悪で、使う人が良くないという判断をしてしまえば、それはマイナスにしかなりません。
良かれと思っての改善での失敗は、次に生かせると思っていますので、他では出来ない事を、思い切ってやる事もあります。
しかし、悪くなる可能性があったり、悪くなる事を理解した上で、それを改善と考えているのであれば、まさに悪だと思えますから、信用性に欠ける決断だと思います。
あまりに行き過ぎた改善では、他を犠牲にする事が多くなります。
一般的な範囲からではなく、それなりにレベルの高い範囲からでは、そうならないよう、回避する部分を考えつつ、良い事が多くなるようにするのが、改善だと思っていますので、方向性を間違わないようにだけは、いつでも考えている事です。
瞬間的な良さもあれば、その先長く使っての良さもあります。
使う事に苦労が出るなら、それは改悪と言われても仕方がないので、そうならないよう、総合的な使用の範囲を考えつつ、改善をするようにしています。
これだけ色々な事をやり込んで研究しても、まだ細かい所で色々と考えと結果が出て来るので、それをさらに追及し、思う性能を生かせるように、研磨や研ぎに力を注いで行きたいと思っています。
色々と機材や道具も、もっと増やして行けば、出来る事が増えますし、面白い事も出来るかもしれませんから、刃物や研磨や研ぎに対して、意欲を持って接していきます。
今後も、色々と新しいご案内が出来る事が、増えていくと思いますので、情報をチェックしておいて頂ければと思います。
現在もいくつか、新しい内容を用意していますので、それらが皆さんの刃物ライフの助けになればと思います。
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