砥石より怖いもの
砥石で刃物を研ぐ場面で、砥石の組織的問題が出てくると、刃物に大きな傷をつける事があります。
これは特に、中硬~硬い方面で多いのですが、稀に軟質のものでも出ます。
特に多いのは、ビトリファイド系ですが、これらの範囲外でも、当然そういう問題はありますし、砥石を使いきるのが1000という数字だったと仮定しますと、その中で1~10くらいは、あってもおかしくはないと思います。
実際に、この砥石なら大丈夫と思っていても、明らかに砥石からの問題が出る事はありますから、絶対はないと思っておけば、諦めもつきます。
それが一発勝負の仕事だった場合には、かなり怖い事になりますが・・・。
しかし、それ以上に怖い物があります。
それは刃物の「刃返り」です。
金属加工で考えると、バリと言われる範囲に近いのですが、刃物の場合には、研いで出て来たざらついた刃先の先に繋がるものは、刃返りと呼びます。
これがある事で、刃物の刃先は、その先にくっついた物の先端が先となり、刃物が切れない状態を作りだします。
また、その刃返りが大きく砥石に乗り留まり事で、刃物が研がれる際に、不用意な傷をつけてしまう事もあるので、早めに取り除くか、砥石の上に残らない研ぎ方をしていくしかありません。
刃返りは研ぎが出来ている象徴でもあるので、邪魔な扱いをしてはかわいそうですが、そういう事もあるというのは、知っておいた方が良いでしょう。
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