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2023年10月18日 (水)

最近はまっているもの

最近私がはまっているのは、刃物の研磨や研ぎに対し、あり得ないくらい適当にやる事です。

お客様から頂いた仕事として、そういった事は間違ってもやりませんが、自分が使っている刃物に対して、あえてそうしています。

実はそれで見えて来るのは、今自分が思っている標準的な部分と、適当にやった場合の差で、その差がどれだけ小さいかが、ある意味での実力だと思っています。

大袈裟に言えば、全力で頑張った研磨や研ぎに対し、適当にやった研磨や研ぎがどう違うのかで、より差の違いも見る事が出来ます。

実際に、ここ数か月でこれを試していますが、結果として見ますと、差が出る刃物と、ほとんど差が出ない刃物があります。

差がでないものは、何となく想像がつくかと思いますが、研磨や研ぎで基準が厳しい範囲の刃物です。

当たり前な形で、当たり前に研磨や研ぎを行わないといけない刃物は、手抜きをしたとしても、限界があります。

その為、大きな差にする事が出来なくなっています。

それに対し、差が出る刃物は、基準がさほどなく、何となくでも研磨と研ぎが出来る部類で、これに関して言うと、自分の性格も出てしまって、あえて悪くして見ようと思って、酷くなっている可能性もあります。

違いが出ないと面白くない!と思ってしまえば、そうなるのは当然かもしれませんが、どうしても人のやる事ですから、何らかの気持ちが入ってしまうのだと思います。

それこそ、目隠しでもして、研磨と研ぎが出来れば、面白いと思うのですが、怪我をしたり、刃物に取り返しのつかない事をしてしまう可能性もあるので、そういった事はやるべきではありませんし、考えなかった事にします。

 

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