高確率で直す必要があります!!!
最後まで綺麗に研いで使うのが難しいとされるのは、片刃の刃物です。
和式とも言われる片刃は、日本では当たり前に使われていますし、片刃ならではの良さもあるので、この先も全てが両刃に変わる事はないはずです。
一般的に言われる両刃は、日本式の話で、両面から研いであるものを指しますが、海外で両刃と言うと、剣のように両側が刃になっている物になります。
そこからみて日本で両刃と言えば、双刃が存在しますが、この双刃は解釈が難しく、二つ刃がついていればする為、両刃で通用していますが、正式に言えば、諸刃が正解ではあります。
両刃という言葉の旅に、諸刃と以前にも何度も書いてきていますが、両刃で通じていますので、そのまま両刃と表現をします。
両刃と片刃では、両側を研ぐか、片側を研ぐか、その違いだと思っていらっしゃる方も多いようですが、実際は意味合いがだいぶ違います。
研ぎの場面だけを考えると、片側だけ研げば終わるから楽!と思っていらっしゃる方が多いようです。
確かに、片面をそれなりに研いで、裏はさっと当てる程度と思えば、そう考える部分もありますが・・・。
両刃は両面から直せる部分もあるので、片刃は片側で何とかしなければいけないと考えれば、実は結構厳しい部分も多いです。
また、研ぎが難しいとされるのは、両刃だと言われますが、それは通常範囲の話であり、レベルの高い研ぎを行う事を考えると、片刃の方が明らかに難しくなります。
簡単に言えば、両刃の難しさは左右のバランスで、片刃の難しさは片側でなんとかしなければならない事、だと思います。
その片刃の難しさの部分に、精度の維持がありますが、どんなに表の研ぎで頑張っても、裏が合わない事は良くありますし、段々と反りなどの影響で、裏が合わなくなっていく事もあるので、それらの修正が必要になります。
歪取りと裏鋤による精度のUPをしつつ、表面の研ぎもかなり丁寧に行い、位置調整をしますが、それによって、その先の研ぎや使用が楽になり、切れ味も明確に出やすくなります。
その直しは、使用者の方がどこまで許容範囲と出来るかによりますが、ある程度、裏押しの幅が2mmを越えて広くなったり、裏の当たり方がおかしくなってきていたら、早めに修正をする事をおすすめします。
この辺りは、確実にと言えるくらい、研いで使って行けば、ズレが生じるものなので、高確率で直す必要性があるお話です。
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