良質の砥石を入手
久しぶりに、日本刀用の砥石で、良いものを手に入れました。
基本的には人造砥石を使っていますが、ご依頼内容により、天然砥石ももちろん使います。
公立や安定して性能を出す意味では人造砥石ですが、購入額は高くても寿命が長いという意味では、天然砥石に分があります。
美術研磨方面でも、人造砥石の使用率は上がっていますから、必ずしも天然砥石でなければならないという訳では無いでしょう。
当方の場合には実用研磨であり、特別な見た目を作る事はほとんどありませんので、人造砥石で必要十分ではあります。
今回は、天然砥石を一つ入手しました。
普段使う訳ではないと書いたばかりですが、たまに使うその時の為に用意をしてあり、それに対する追加です。
金額的にはさほど高くはありませんが、性能としてはまあまあの当たりだったと思います。
あとは相性の合う硬度や組織の刀身に使えば、良い結果になると思います。
斬れ味や切り込みや斬り抜けに対し、天然砥石派の方がいらっしゃるようですが、実際のところ、正直変わらない程度だと考えています。
指先や手先で使う刃物の場合、その切れ方はダイレクトに伝わりますが、振って斬るような刃物の場合、同等の荒さでの仕上げりであれば、そこまでの差は感じ取れません。
ただ場合により、斬り口に差が出る事はあるので、どう使うかという場面によっては、天然砥石も必要になる事はありますので、100%意味がない訳ではありません。
どこまで何を求めるかですが、日本刀の研磨や刃付けに関しては、最近の研究の中で、面白い答えも見えてきましたし、これが有効であるというデータが多く取れたら、まさに敵なしの状態になると思います。
問題は日本刀の刀身の性能と、使用者の技量の部分で、そこはこちらでは何ともできませんから、総合的に上手くまとまれた時に、その成果は大きく表れると言えるでしょう・・・。
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