ちゃんと伝わる説明を!
以前にも何度かお話をした事がありますが、商品や道具のお話をする際に、必要な要素の事です。
これを外してしまうと、何を言っているのか、誰にも伝わらない事がありますので、十分に注意しましょう。
例えば、以前にも良くあった事ですが砥石のお話で、シャプトンの2000が!と、そういう商品のお話のしかたをする方が多くいらっしゃいました。
これは、ある業界に特に多かったのですが、最近はほぼいなくなりました。
正解は、シャプトンの刃の黒幕の#2000の事だったのですが、他の製品を知る人からすれば、過去に販売されていました、M5、M15、M25、カバド#2000、刃の黒幕#2000、硝子砥石#2000、が当時は該当しました。
これで正確な答えを見つけるのは無理です。
そのお客様には、直接説明の事で、お話をさせて頂き、それ以降は正しい情報をお伝え頂けるようになりました。
何が問題かと言えば、わざわざ商品名をお伝え頂いているにも関わらず、その商品名を再度聞き直さなければならない事です。
ご本人からすれば、シャプトンの#2000は、刃の黒幕の#2000だったかもしれませんが、その頭の中にある製品は、他の人には伝わりません。
また、刃物でもそれらはあり、和剃刀のお話の際に、金文字が!と言われましたが、それは私が知る範囲だったので、作者銘が分かりました。
ただ、それも砥石のお話と同じように、他の方にお話をする際に、その作者を知らなかったら、理解が出来ない話し方になりますので、それもやはり注意が必要になります。
ちゃんとお話をする事は、こうして間違いなく伝える事に意味がありますので、皆さんも正しい情報を正しく伝え、瞬時に理解してもらえるような形で、お話をするようにしましょう。
私も極力気を付けていますし、細かく説明をするようにはしていますし、あえて専門用語を出して検索しやすいようにしたり、あえて専門用語を使わずに説明をしたりと、色々な工夫はしていますが、それでも言葉で伝えるのは、非常に難しいです。
画像もあって、その画像にここ!と→でもあれば、部位の説明としては分かりやすいと思いますので、場合によってそういった画像の説明であったり、図を書いてご説明をするなど、方法は模索しています。
少なくとも、ご自身が使っている刃物メーカーや銘や刃物の種類の名前、使っている砥石のメーカーやシリーズや#番手の事など、それらは最低限度として把握をし、お話をして頂くよう、お願い致します。
使っているものが分からないという時点で、こちらではなんともお話のしようがありませんので・・・。
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