まとまりのある研磨に
ただ綺麗に削って綺麗に磨き上げる事だけが、正しい研磨と言える形ではありません。
一番重要なのは、性能に直結する研磨で、研いで使う場面で、それが明確化します。
ずっとそのままで研いで形を一切崩さずに使う事は、ほぼ出来ないと考えられますから、それまでの期間で良い結果となるように、必要箇所に要点を置き、そこをしっかりと直す事の方が大切です。
先の先まで考えすぎると、そこへの作業は無意味になってしまう事も多く、どうせその先で直すのであれば・・・と考えれば、理解も出来るお話だと思います。
何より大切なのは、研いで使うという事を考えると、まずは研ぎを行いやすくする事にあります。
機械だけでの加工で精度を出す事はほぼ不可能なので、そこにて作業を多く含め、研ぎで位置関係を調整していくので、その後の調整の楽さが全く異なります。
見ての理解と使っての理解は、全く別物であるという事は、知っておいて損は無いと思います。
研ぎを行って急に形が変わってしまったとか、思うように砥石が研ぐ面に当たらないなど、それらは使い手を考えていない研磨だと考えています。
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