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2023年12月 6日 (水)

最近増えています

過去の刃物と比べ、硬い傾向のモノが極端に増えてきていますが、それらの多くで見られるのは、組織の悪さです。

以前のものだと、組織が悪いと言われつつも、繊細な研ぎを行った場合でのみ判断が出来る程度でしたし、回避策はそれなりにあったのですが、最近のものはそれが出来ません。

つまり、組織の悪さが明確化してしまっているという事になります。

これは荒めに研いでも細かめに研いでも、評価が大きく変わる事がないので、悪く言えば組織崩壊とも言えるでしょう。

何をやっても良い刃にならないという事は、それを使う価値すら考えなければならなくなります。

厳密に研ぎこんでみて、それでも大きく改善できない場合、それは外れで残念だったと思うしかないでしょう。

本来あるべき姿が、刃物の世界から消えつつある事は、非常に残念です。

そして作り手側は、その状に気が付き、早い改善をすべきと考えます。

 

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