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2024年1月26日 (金)

刃物の亀裂

刃物に亀裂が入っている場合、研磨で取り除けるかご心配になる方もいらっしゃるでしょう。

状況によりますが、亀裂方向に幅が十分あり、亀裂分を削っても問題が無い形状であれば、全く問題は無いと思います。

ただ、注意すべき所は、亀裂が目に見えている範囲だけではない可能性が高い事です。

目に見える亀裂は、十分に開いてるから見える事で、密着した亀裂やそういった部位に関しては、亀裂があっても見えない場合があります。

そうなると、例えば亀裂が3mmあったとして、その3~5割程度は、その先に亀裂があっても全くおかしくはありません。

もちろん、それ以下やそれ以上もありえますが、見えている部分だけでは無いと思っておく事は、非常に大切だと思います。

その亀裂だどうして入ったのか、いつから入ったのかは、判断が難しい部分がありますが、取り除く事が可能であれば、刃物は小さくなったり、幅が狭くなったとしても、使う事が出来ます。

鋏類に関しては、落として曲がったり亀裂が入ると、軸ズレや刃の歪や欠損により、初期の切れ味に戻す事は難しい事も多いので、落としたら終わりだと思った方が良いです。

厳しいお話かもしれませんが、シビアな設定が必要な刃物は、実際のところ、そういうものです。

 

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