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2024年2月28日 (水)

最近はまってます

仕事の中で人造砥石を一番良く使いますが、その使い方で最近よくやるのは砥石の目立てです。

目立ては過去からやってたのでは?と思う方が多いかと思いますが、その通りです。

以前の目立ては、どちらかというと、荒く砥面を仕上げ、砥石の乗りを良くする意味合いが強かったのですが、最近の考えで使う目立ては、荒くするというより、荒さはそのままで刃物の乗りを良くし、目つまりが出にくい状態を作る事を目的としています。

それを行う事で、研ぎの効率が上がるのと、刃物の仕上がりが安定します。

なぜ仕上がりが安定するかというと、砥石の乗りが良い状態と、滑りや詰まりが出ている状態では、仕上がりにばらつきがありますし、それが刃先に影響を及ぼすとしたら、安定するほうが良い訳ですから、その調整の意味もあります。

過去の考えだと、その砥石での研ぎの最終段階は、砥面修正を行い、精度を戻しつつ砥石の乗りを安定させていましたが、この方法を上手く確立出来ると、同じ精度の中でも、仕上がりが安定してきます。

どの砥石にどんな目立て名倉を合わせるかは、試しながら調整をして探していくしかありませんが、中荒~中研ぎくらいまでの範囲では、これはかなり有効だと思います。

 

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