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2024年2月19日 (月)

限りなく0に近い

刃物の当たり外れのお話を良く書いていますので、お客様とも刃物の性質についての話になる事があります。

例えば中級的な所が3万円の相場の刃物があったとして、3千円で当たりを引けるかどうかと質問されたら、答えはNOです。

これは刃物に関わる方達のほとんどが、まずそうおっしゃるはずです。

同じ鋼材を使っていたとしても、その刃物にかける手間やコストも当然違います。

そして研磨も単純なものか、手間のかかったものなのかで、かなりの違いはあるはずです。

可能であれば、似たような商品でそのくらいの金額差があるものを購入し、比較してみてください。

もし見て使って、全く遜色がないとすれば、それは3万円の商品の方が、ただのぼったくりの可能性もあります。

謳い文句で商品の表面的な価値は変わりますから、それを鵜呑みにするばかりでは、良い製品は掴めません。

CMが悪い話を一切しないのと同じで、良い事を知るのではなく、悪い事も知る必要性がありますので、誰の何という言葉を信じるかで、その先の刃物ライフは大きく変わるでしょう。

 

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