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2024年3月25日 (月)

昔だとかなり難しかった事が今では簡単になりました

過去の研ぎでは、簡単に細かく仕上げる事は出来ませんでした。

可能性があるとすれば、唯一、天然砥石だけだったでしょう。

しかし、人造砥石の性能が格段に上がった頃から、段々と細かい研ぎは人造砥石でも可能になり始め、今では人造砥石の方が細かい可能性も十分に出て来ました。

砥石の硬度や研磨剤である砥粒の硬度の問題だけではなく、刃物にどういう傷を付け、どういう刃が完成するのかが焦点ですが、目の揃いや細かさは、安定して人造砥石の方が出せると言い切れるでしょう。

その理由は、天然砥石は良し悪しが幅広くあり、外れ品が多い事にあります。

同じ山の似たような見た目でも、全く違った結果になる事が多く、刃物が不純物が多く出て傷だらけになることもありますし、そこまで頑張って仕上げた研ぎが、最後の段階で崩されてしまう事は、かなり辛い場面となります。

そうならない為にも、最初から最後まで無意味にならないように、確実な段階を踏んで仕上げまで進みたいと思います。

それが可能な砥石は、現代では完成されているので、あとは買うだけです。

わずかな範囲ですが、本当に可能にはなりましたし、全て揃えると高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、確実という価値がそこにあるので、私は高いとは思いません。

それだけ揃えれば・・・という事は、買えばいいだけですから。

もちろん、個人の技量の影響はありますが、それは最低限度ある状態でなければ、そもそもの研ぎは完成できないので、最低条件はクリアしたという仮定です。

砥石の使い方や修正の方法、研ぎ方のポイントや癖などは、アドバイスする事が出来ますので大丈夫です。

 

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