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2024年3月24日 (日)

勿体ないと思いますか?

ダイヤモンド砥石は数種類あり、電着ダイヤ、レジンボンドダイヤ、セラミックダイヤ、が主流です。

その他として、メタルボンド物もありますが、これは一般的に私達が使うダイヤモンド砥石とは無縁の内容なので、無かったことにしましょう・・・。

今回のお話のメインは、レジンボンド系のダイヤモンド砥石のお話です。

ダイヤモンド砥石は、表面に露出しているダイヤを使用し、刃物を研いで行きますので、ヤスリのようなものです。

一般の砥石は、硬度の高い砥粒(砥石の基本となる研磨剤の粉)が使われていますので、表面だけで研ぎ続ける事は難しく、使用中に新しく表面が再生を繰り返す事で、研ぎが行える仕組みです。

レジンボンドのダイヤモンド砥石は、目立てが必須の硬い物や、目立てが必要ない柔らかめの物もありますが、いずれ減りは少なくとも、全く減らない訳ではありません。

ですから、面直しや目立てを行う必要性は、少なからずあるという事になります。

その頻度に関して、良く議論される事がありますが、私はそれなりの頻度で必要であると思っています。

そうでなければ、気付かないうちに大きく形が変わってしまい、研ぎがズレてしまう事や、目詰まりのある砥面で効率が悪い状態が続くのは、損でしかないと思っているからです。

精度を待ったく気にしないにしても、面の使う部分と使わない部分がどうしてもできてしまうので、いずれ大きなズレに変わってしまい、あり得ない研ぎになってしまうのは確実です。

そう考えても、ダイヤモンド砥石の面修正は、勿体ないと思いますか?

効率と確実性の為にダイヤモンド砥石を使う方が多いと思いますので、それを勿体ないと思うのであれば、ダイヤモンド砥石は使う意味はあまりないかもしれません。

 

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