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2024年3月13日 (水)

なまくらとは

刃物の世界では「なまくら」という言葉があります。

辞書で見ると、切れ味が悪い物という表現もされる事がありますが、刃物の世界でいうと、焼きが甘いものを指します。

簡単に説明をすると、硬度が出ておらず腰も弱くて、切れ味には直結しないダメな刃物という意味だと思ってください。

特に良く使われるのは日本刀分野ですが、なまくらは本当に存在します。

一応は刃文が出ているので、熱処理の形跡はありますが、それがはっきりと出ていなかったり、根本的な硬度が低く、歪取りで自由自在にふにゃふにゃと動く状況なので、直ぐに分かります。

厳密に言うと、炭素量が明らかに低く、素材の質が悪い場合や、素材の組み合わせや構造の問題などもあり、焼き入れは適切であっても、硬度が出ない場合もあるようですが、内容はどうであれ、腰の弱く簡単に手でも曲げられてしまうようなものは、なまくら扱いとなります。

なまくら系の日本刀は、美術研磨にすれば綺麗になるものもあるので、それらはそれなりの美術研磨に出して、飾っておくには良いと思います。

ただ、実用品としては明らかに危険ですし、使えない物だと思ってください。

ただの鉄と鋼では、全く違う性質でもありますから、その日本刀が鉄っぽい感じがしたら・・・。

 

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