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2024年4月18日 (木)

またもや値上げの波が・・・

相変わらずの値上げですが、まだまだ続いています。

作業で使う機械の部材は、海外からの輸入に頼る部分が多く、また値上がりをしています。

先日は為替が154円に達しましたので、その影響ももちろん大きいのですが、それだけではなく、製品の値上げが関わっているようです。

開業当初から、海外品は使っていますが、当時と比べると物によっては、3倍くらいになっています。

また、国内品の部材でも、元々そこそこ高額だった部材は、ここ半年で2割弱上がっていました。

製品によっては、倍になってしまったものもあり、コストの部分はあまりにも大きすぎて、どうしようか悩んでいます。

上がったコスト分だけ、作業代金を上げれば、正直それで解決ではありすが、お客様からすれば、上がりすぎていると思う範囲もあるでしょう。

他の製品に変えれば、コストは大幅に下がる事もありますが、仕上がりや精度、作業効率が落ちるので、それで価値を見出して貰えるのか???

安ければ良いというお客様は、当方にはかなり少ないので、性能や仕上がりは非常に大事だと思っています。

当方がいくら見た目より性能重視での考えがあったとしても、もちろん最低限度以上の整えは十分にしていますので、そこを捨てて良いのか?と考えると、答えはNOになるでしょう。

例えば、仕上がりのレベルを変えたとしても、実は上級品を使う場合と、中級品以下を使う場合とでは、上級品を使う方が下地の見た目が不揃いでも、綺麗に仕上がります。

それだけ仕上げ能力が高い部分がありますし、そう考えると、中級以下を使った場合は、下地をそこそこ綺麗に頑張っても、あまりきれいにならないという事でもあるので、その作業差でのコストを考えると、幅は金額分よりもそこまでかけ離れていないのも問題です。

良い製品は、良い意味での力をそれだけ持っています。

今まで色々な製品を使い、そこから選んできたモノたちですが、全体的にかなりのコストをかけて、そのように導入をしています。

それも仕上がりの大きな違いとなっている要因ですから、作業代金だけを見ないで、実際の技術や仕上がりの部分も、見て頂きたいと思います。

今後の開発次第ですが、早ければ再来月くらいには、今までよりも細かい仕上がりの目を、一般刃物類でご用意出来るかもしれません。

それが成功したら、もう一段階上の仕上がりも導入するつもりですから、そうなったら一つの仕上げ方でも、今ある荒目と中目から、細目と超細目まで、かなり幅広く対応が可能になるかもしれません。

もちろん作業代金は、それぞれ段階的に上がる事にはなりますが、今までの仕上げより上を望んでいる方がいらっしゃれば、ヒットする部分は多くあると思います。

仕上がり目だけの話ではなく、精度や性能を落とさずに、どこまで仕上げられるかの問題もあるので、作業に使う部材探しだけではなく、総合的な技術開発も必要になるので、色々と研究は必要になります。

 

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