研ぎ込んだら???
刃物の研ぎで同じ砥石を使うとしても、かなり余分に研ぎ込んだら特別に切れるようになりますか?と、過去に数名からご質問を頂いた事があります。
これに関しては、ほぼNOです。
的確に研ぎがされていれば、最小限度+余分に研ぐ程度で、ほぼその刃物と砥石での想定の研ぎ目にはなっています。
ただし、砥石をステップアップして使う際に、間隔を大きくあける方の場合、意味はあると思います。
私は過去から、砥石の#は遠くしないようにと、ずっとブログで書いて来ていますので、長くご覧頂いている方であれば、理由や必要性はご理解頂けていると思います。
例えば、#1000→#8000では、通常の研ぎ量で考えると、まずその研ぎ目にする事は不可能に近いです。
色々なメーカーや製品によりますが、4倍は相当きつくなるので、出来れば2倍までが理想です。
そうすれば、ほぼ確実に次の#へと安心して進められます。
2倍以内であっても、砥石修正を確実にし、同じ角度や同じ面で研げない場合、もちろん不足になりますので、その辺りは腕による影響も大きいでしょう。
研ぎ込む事で、ミスをカバー出来る部分はありますから、自分のいつものバランスとして上手く研げる量の想定より、少し余分に研いでおけば、自分の研ぎ技術の中での90点は超えられると思います。
ある程度まで繊細で細かい設定が出てくると、その何倍も難しくなりますから、その場合は違った部分での研究をしないと、思うような研ぎにはならないと思います。
単純に鋭い刃を付ける事は、実用刃ではありませんから、その辺りも理解しつつ、色々な事を試してみてください。
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