研ぎにくいものが増えすぎました
年々、刃物の硬度が上がりすぎていて、良いと言われているから買ったけれど、研ぎをまともに行う事が困難であったり、今までは出来ていた仕上げが出来ないという声は多いです。
その手の問題は、当方でも十分に把握をしており、ダイヤモンド砥石をおすすめするなどして、回避を促してたいます。
しかし、根本的な問題として、切れ味や刃持ちに焦点を置き、研ぎについてをある意味では無視するような製品が増えると、研ぎをまともに行えず、かえって性能を生かせない事態になっている事も事実です。
ネットで色々な評価を見ていると、結局は研ぎやすく良い刃が付くものを!という声が多いので、扱いやすいという部分を残す事は、高い割合で必要であると思っています。
普段の研ぎは軽く刃先だけとし、数か月に一度は専門家の所に出して、面から削り直して貰うなど、そういった扱いでその手の刃物を購入するのは、十分に意味はあると思いますが、ご自身で研いで使えそうもないという判断のものは、そもそも購入をしない方が良いと思います。
使う砥石によっては、研ぐ事はそれなりに容易には出来ても、仕上がりでの差の問題はどうしても出てしまいますので、繊細さを生かして研ごうと思った場合には、何倍もの労力をかけなければならない可能性があります。
粉末鋼だから硬いとか、そういう時代でもなくなりましたから、購入時に研ぎが一般的な砥石で可能かどうかくらいは、確認をして購入なさってください。
手に負えなくなった刃物が、中古市場に多く流通し始めると思いますが、その裏側の確認は良く行ってください。
専門家が中古として販売をしても良いという判断をした製品と、知識や技術が無い人達が売りに出しているものでは、かなり大きな差がありますから、製品へのあこがれだけで購入をすると、無駄で大きな出費となる可能性は多くあると思います。
色々な方達を研ぎについてのお話はさせて頂いていますが、結局手が伸びるのは、研ぎやすくて切れ味が出やすい刃物という所に落ち着きます。
上手く研ぎきれずに性能が出せないような製品は、ストレスを抱える事になります。
砥石メーカー各社様は、頑張って高硬度刃物対応の良質砥石を、一日でも早く出してください。
刃物と砥石の背比べは、高硬度刃物対応の部分で見ると、長きに渡って砥石が置いていかれています。
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