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2024年6月 9日 (日)

見抜く力

刃物の状態を見て、何が原因でこうなったのか、ほとんどの事は分かります。

色々な目線で見て判断する部分と、自分の正しい研ぎで砥石に当ててみれば、なおの事で一目瞭然です。

新品でも使用中のものでも、状況が良くならない原因は基準にあります。

その基準がどこにあり、何を考えて作られたのかを読めるようになると、結論が見えてきます。

私の技術は、基本に忠実な部分と、改良を加えて別物にした部分がありますが、必要精度の範囲は除外していませんので、明らかなズレは研ぎで直ぐに出ます。

本来当たらないはずの場所に研ぎが当たったり、当たるはずの場所に当たらなかったり、研ぐ量で調整をしてもしきれないものは、基本構成に問題がある事は確実と言えます。

ですから、作業をする人の技量や安定は、そこで表面化するとも言えるでしょう。

完全ではないにしても、仕上げ砥石をほんの少しだけでも当てて確認をしていれば、そういう事にはならずに済むはずなのですが、とりあえずやっておいた!のような作業物が多いのは、本当に残念です。

業種によっては、一流の腕を持ち合わせるまで、仕事は手伝い程度までしか出来ず、重要な仕事はやらせないという物事もありますが、練習させないと結果が出せないからと、無理に出来ない人にやらせて、それを製品化している例があり、その手の状況があると、明らかに製品の質が落ちますから、直ぐにそれは分かります。

もし同じ人がやっているなら、機械の整備や部材の管理が悪かったり、作業に慣れた事で、大丈夫だと錯覚をし、手抜き状態になっている可能性もあるでしょう。

ある程度のバラツキは、どうしても出てしまいますが、明らかに違いが出るとすれば、そういった部分だと思います。

必要な性能を決めるのは、基本の部分ですから、その基本を生かす為には、基準を最低限度は守る必要があります。

 

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