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2024年6月 3日 (月)

こんな事があるのか・・・

最近良くある仕事の中で、硬度が高すぎて研げず、磨きもまともに入れる事が難しい刃物があります。

それらを手にした方達が、まともに実用品として使えるとは思えません。

耐摩耗性が高いからといって、必ず永切れするとは限りませんし、研ぎきれない刃物は、結局性能を出せませんから、それではその刃物は生きて来ません。

機械や砥石を駆使し、作業をする側からして、そう感じるくらいですから、本当に軽く考えてそういうものを購入すると、後で大きな後悔をします。

これは使い手側の腕に頼る部分ではないので、製造側が一方的にそれを良い製品として、思い違いをしているだけでしかありません。

私はそこそこ指先に力を込められるタイプではあると思いますが、手がしびれるくらい磨いて磨きが入らないのは、本当に大きな問題です。

早くそれに気付いて、改良をしないと、後でとんでもない事になるでしょう。

それぞれの鋼が持つ性能は、必要以上にいじってはいけないという部分もあるので、生かせる範囲を越えない事が必要です。

直接ご意見を出来る関係であれば、こういった事は見逃さずに伝えますが、そうではない場合には何ともできません。

ご購入されてお使いになられているお客様が、直接声を上げて改良の必要性がある理由を伝えてあげましょう。

それでも伝わらないようであれば、他のメーカーに早く切り替えた方が良いと思います。

良い方向への改良は誰もが受け入れてくれると思いますが、いわゆる改悪になってくると、多くは勘違いしちゃったんだな・・・と、見切りをつける例が多いそうですから、そういう声が届くうちでなければ・・・。

 

 

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