これでいいのか?????
私は色々な技術ものに対し、かなり厳しい目で見ています。
それはただ製品が良い悪いではなく、何を考えてこういう仕様にしているのか?なども含め、様々な角度から考え、どういった方達がその製品と合うのかを大切に考えているからです。
ただ入荷して売って、それで利益が出るだけなら、どこの誰が販売しても同じですし、単純な価格競争で終わってしまいますから、どのような角度からその製品をお客様に理解して頂くのかを、とても重要視しています。
金額との兼ね合いもありますから、1000円の物と10万円の物を、同じレベルで見る事はありませんが、その金額に対し価値があるかどうかのバランスは見ています。
もちろん自分自身の技術も同じで、知識と技術をお持ちのお客様であったり、使用条件と結果の影響が明確になっているような場合は、特に重要視していますし、それはプロと素人の境目は無く考えています。
自分自身の中では、もちろん内容としては良いと思いご提供をしていますが、その時の刃物の状態や性質、その他の条件なども含めた場合、自分でやり切れなかったと思う範囲もどうしても出てきますから、100%の自信を持っている訳でもありません。
必要な範囲には、それなりに明確な表現をし、皆さんに伝わるようにしていますが、それは決して大袈裟な事を述べている訳でもありませんし、現実的に可能な事しかお伝えはしていません。
しかし、それが絶対そうなるという100%保証があるわけではありませんから、条件次第で・・・と良く記載をしています。
そこに意味するのは、出来る可能性があったり、実際に出来る事があるのかという部分なので、そこに偽りは当然ありません。
技術の内容に関しては、自分の技術に対し、良く自問自答をします。
本当にこれでいいのか?
他の方法があるのではないか?
そう考え、色々なやり方を模索したり、使う道具を変えてみたりして、出来る限りで臨機応変に対応はしています。
それでもやりきれない事があるのは、致し方ない事ではあるのですが、そこを期待してご依頼を下さっている方もいらっしゃいますから、少しでも理想に近づけられるように、やれるだけの事はやらなければなりませんし、他の事例も含めて、もっと上手くいく方法の研究というのは、いつでも続けなければならないと考えています。
金額次第で解決できる事も結構ありますが、じゃあいくらならいけますか?と聞かれ、1割上がりますよ!程度のお話ではまず済みません。
むしろそれで行けるなら、そちらを最初からご提案している訳で・・・。
良く言われる特注は、高いとおっしゃる方もいらっしゃいますが、普段の流れと異なる内容で、それの為に特別に行う形となれば、当然同額では難しくなります。
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