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2024年6月 5日 (水)

現代刀がおすすめです

実用刀として日本刀を使用する、居合、抜刀、試斬、の範囲に関して言えば、現代刀をおすすめしています。

古い刀の場合、今までどのような使い方をされてきたのかが分からず、製造の構造も読めない場合がありますので、性能や寿命も読みにくいです。

絶対に使わない方が良いのは?と良くご質問がありますが、私がおすすめしないのは、新々刀期のごっつ過ぎる日本刀であったり、古刀と呼ばれる室町期のものなどです。

新々刀の中でも、体配的に使える物はもちろんありますが、全体的に肉厚で重さも重く、そもそも切断に向いていない形状です。

また、一般刃物に良くあるように、そこから削って薄身にする事が出来る構造とは限りませんので、使えなくなる可能性もありますので、そこから改善をするにしても、攻められる限界がありますから、現代における実用には向きません。

また、古刀に関しては、皮鉄量が明らかに少ない物が多く、腰のしなりについても弱く、くの字に曲がりやすいなどの理由もありますので、切り損じた場合の直しも難しくなります。

それ以外でも、現代刀以外は、基本的におすすめをしない声は多くありますが、歴史物として重要な物でもありますし、時代によっては人を斬っている可能性があったり、飾りのように作られていて性能が良くない物もありますから、色々な意味を考えると、現代刀は安心して使えるという部分が大きいでしょう。

現代刀でも性能の差は幅広くありますが、使えないという事はあまりないと思います。

そして何より、現代刀を購入して使用する事は、今後の時代に日本刀文化を引き継ぐ為に、刀工さんや研師さんが食べていく道を作る事になりますし、そういった意味では貢献も出来ると考えるからです。

是非、現代刀を購入して、日本刀業界を残せるようにしていきましょう!

実用刀ではなく、美術品としての日本刀となりますが、当店で販売中の刀が現在は一振りありますので、宜しければこちらから是非ご覧ください。

 

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