ギリギリは攻めないでください
刃物はそれぞれで異なりますが、ある程度の厚みから、急激に強度が落ち始めます。
そしてその先で、極端に薄くなってくると、刃付けは困難になってきますし、強度と言えるだけの強度も無くなります。
分かりやすいところで言うと、片刃の和包丁を思い浮かべて頂いて、身幅は同じなのに、鎬が大きく上がった状態を想像してください。
刃角はかなり変わり、標準的な強度と比べて、半分くらいになってしまう事も良く見受けられます。
鎬を上げ過ぎてはいけない!と言われているのは、これが原因です。
片刃だと傾いて切れてしまうからという事で、なるべく鋭角に持って行こうとする方もいらっしゃいますが、その場合は両刃(正式には諸刃)をお使いください。
片刃の刃物の設定は、必要で意味があり、その角度を設定されている事も多いので、その辺りから外さないようにして使うと、総合的なバランスのよう性能を引き出しやすいと思います。
注目すべきところは、刃先の先だけではなく、全体の厚みにもありますので、鍛え上げた鋼であろうと、厚みの壁は乗り越えられない事は、覚えておいてください。
更にべた研ぎをすれば、それ以上に強度と言える強度は無くなります。
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