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2024年9月 7日 (土)

代金は変わりますか?

お客様からの刃物研磨のお問い合わせで、刃物の種類、メーカー、刃物の名前やランク、鋼の種類、などの詳細情報を頂けるケースが多いです。

当方としましても、お問い合わせで何をどうしたいのかというご要望だけではなく、どんな刃物なのかが分かれば、お話出来る内容が多くなりますので、どんな事に関しても細かくご記載頂いた方が良いです。

ご自身で把握をされていない場合、想定的なお話でしかありませんので、なんとなくだけ可能性論をお話するしかありませんし、実際に実物を確認してみたら、状況が大きく異なり、その想定も大きく外れてしまう事はあります。

特に気にされるケースが多いのは、粉末系の鋼のご依頼の場合です。

高硬度系は研磨が難しく、簡単には削れてくれないので、代金が上がるケースがありますが、そもそも削れるのかどうかという所をご心配になる方もいらっしゃいます。

当方では、高硬度鋼にも対応できるよう、色々とご用意がありますので、その辺りは問題ありません。

他の鋼類に比べると、確かに加工には時間がかかりますし、機械で使う部材の消耗も早いので、その分の代金は高くなってしまいますが、加工自体が出来ないという判断にはなりませんので、その辺りはご安心ください。

実際に高硬度刃物の研磨は、断られたというお話は多く耳にしますので、機材や道具などが対応出来ない所は意外と多いと思います。

唯一お受けしていないのは、セラミック系の刃物です。

削って刃付けが出来ない訳ではありませんが、製造メーカーが加工しているような専用機材や部材は持っていませんので、相性の問題で良い条件を作り出せませんから、メーカーに直接お出し頂く事が一番良いと思います。

それ以外の鋼に関しては、ほぼ問題なくお受け出来ます。

あとは実際の硬度や形状次第になりますので、それぞれの各種刃物研磨のページに記載の内容をご確認頂き、情報が不足している場合には、直接お問い合わせください。

少なくとも、メーカーと商品名などが明確に分かり、メーカーHPや販売店の説明書きが確認できれば、可能かどうかの事は大体分かりますので、詳細と合わせてお問い合わせください。

 

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