日本剃刀は素晴らしい
近年、製造がほとんどなくなった「日本剃刀」ですが、10~15年程前まではある程度の生産があったようです。
それが良質で有名どころのものなどは、新しいものが入手しにくくなり、オークションなどでの取引が増えています。
当方では、日本剃刀の研ぎのご依頼が昔から結構多く来ていて、大掛かりな整形や裏と表の鋤直しなども、良くご依頼があります。
サイズは小さいものですが、色々な技術が凝縮されていて、厳密な研ぎが求められますので、ちょっと上手く研ぐ程度では性能は出せません。
相性に合わせ、使う砥石の選定もかなり厳しく行っていますし、研ぎの精度の為に面修正もしっかりし面管理をして、必要に応じて鋤き直しも行い、刃物に合わせた適切な圧力での研ぎも行い、気持ち良く使える刃に仕上げています。
替え刃式も素晴らしい研磨技術で製造されていますが、それでも切れ方や長切れに関しては、鍛え上げられて精密に製造された上質な日本剃刀に、高レベルな手研ぎを行った状態には、さすがに適わないようです。
実際に色々とご使用になられているお客様のご意見からすると、日本剃刀の素晴らしさというのは、本当に明確にあるようです。
他の和式刃物もそうですが、全体の歪取りであったり、整形修正、鋤作業、研ぎの厳密さ、など、色々な調整修理的な要素が必ず必要になりますから、それらが可能なところで研磨のご依頼をしてください。
そこそこの研ぎ程度では、それだけの感動の研磨にはまずなりません。
感動する切れ味を是非とも体感頂きたいです。
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