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2024年9月26日 (木)

本来は当たり前の事です

刃物が色々な意味を含め正しく研げていて、それがまともであれば、刃の切れ味というのはほぼ確実に出ます。

しかし、それが現実的に当たり前ではない事が多く、研ぎに出しても初期のような切れ味が出なかったとおっしゃる方が多いのです。

そもそも初期は、製造業者が製造をしており、製品製造の専門業者が研磨や研ぎを行っています。

販売をしている所は、実は加工は特に行っていないという事も多く、初期の状態に近い設定や研ぎが出来ない為、メーカーに出したのに・・・の声が多いのです。

また、加工する方の当たり外れもあったりしますので、その時の上手い下手は出やすい傾向にもあります。

それと、刃物にはそれぞれの特性や癖がありますから、それを読み取れない場合、切れ味とは無縁に仕上がってしまう事も多いです。

その辺りは経験や年数的な話だけではなく、読み取る力も必要ですから、上手い下手だけの一言の問題ではないと思います。

使用の場面を考えれば、いつもお話をしていますが、ただ刃を付けるのか、その刃に意味を持たせるのかで、全く違った研ぎという言葉に変わりますから、意味のない刃付けから卒業できなければ、本当の意味での良さを理解する事は出来ないでしょう。

使う砥石も人造砥石と天然砥石で、賛否がありますが、私は特別な例がない限り、人造砥石を使います。

過去に色々と試した際に、比較的低価格の天然砥石~超高額の天然砥石まで、色々と試しましたが、今はほぼそれらを使う事は無く、それでむしろ評価が高い部分もあるので、天然砥石を使った仕上げに対して、もう特に価値を感じていない部分もあります。

今でも一部の刃物やお客様には、天然砥石での仕上げでご提供をしていますが、それはあくまでも相性と用途の問題に対しての良さなので、人造砥石が明らかに劣っているような表現になる事は無いと感じています。

ただ、そう感じられるのも、使う人造砥石に良い部分が多くあるからで、人造砥石の9割以上はそういった刃にならないので、結局は砥石をしっかりと選んで使う事を忘れてはいけないのだと思います。

 

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